金プラチナ短期相場観

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ブラジルは10回連続、韓国も政策金利引き下げ、先週利下げした豪州は?

更新日:2012年10月11日(木)

世界銀行のキム総裁が、アフリカや中南米での成長を帳消しにしかねないほどの減速リスクに世界経済がさらされていると警告した10日、ブラジル中央銀行は政策金利を7.50%から0.25%引き下げて過去最低となる7.25%としました。
これで昨年から10回連続、合計5.25%の利下げ。世界銀行・キム総裁の言うとおりで緩和策を継続せざるを得ない状況のブラジルですが、インフレ率上昇の為に利下げ局面終了との見方も多いようです。
韓国でも7月の利下げに続いて今朝、2回連続利下げで2.75%に。
また、先週既に利下げしたオーストラリアでは9月分の雇用統計が先ほど発表され、雇用者数の伸びが予想の3倍となり、豪ドルが買われているようですが、よく見れば失業率は5.4%へ悪化、雇用者数も前回との比較では大幅増ですが数ヶ月レベルでの平均値の推移で見ると、減速傾向が鮮明になっています。
オーストラリアでは昨年後半から2ヶ月連続での利下げが2回、来月も利下げで3回目の連続利下げ、となる可能性は高いと思われます・・・

NY市場、金は4日ぶりの反発もほぼ横ばい。1,760ドル割れではすぐに買いが入るものの1,770ドルでは売られる展開で狭いレンジでの気迷い相場の様相。短期トレンドは下落。1,750ドルが下値サポートライン。
プラチナは1,700ドルの節目割れで大きく続落、とよくあるパターンで4日続落。1,620ドルから1,725ドルまでのレンジ半ばまで下落。こちらも短期トレンドは下落。

国内、金価格も3日続落で下落圧力も増大中、4,550円のサポートラインまで約40円程の位置に。下げ止まればレンジ形成へ、ブレイクすると大幅下落へ。
プラチナも3日続落、しかも3日連続で1%超の大幅下落でトレンドも下落転換。4,230円のサポートラインもプラチナにとってはそう遠くはない?

※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/11

2012年10月11日(木)時点の相場
国内金4,588 円 10/11(木) ▼19(0.41%)
国内プラチナ4,344 円 10/11(木) ▼66(1.50%)
NY金1,765.1 ドル 10/10(水) ▲0.1(0.01%)
NYプラチナ1,678.5 ドル 10/10(水) ▼16.8(0.99%)
ドル円78.18 円 10/10(水) ▼0.07(0.09%)

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