金プラチナ短期相場観

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円キャリートレード拡大で円安の流れは継続か

更新日:2013年1月22日(火)

日銀は金融政策決定会合2日めの今日、通常の9時スタートを1時間早めて8時スタートに。甘利経済財政担当相も出席し、政府・日銀共同文書については22日中に、麻生財務相、甘利経済財政担当相、白川日銀総裁との共同会見で発表との見通し。
麻生財務相の「物価目標2%では日銀決定会合で意見が割れる可能性」発言でやや円高傾向が進む午前中。期待の高まり過ぎに結果的には円安の大幅調整?の可能性もやや高まりつつあるのかもしれません。
しかし昨年10月に発足した「貸出支援基金」が安倍政権発足という追い風を受け、「円キャリートレード促進政策」と化したことで、この流れを大きく変えることはないものと思われます。
一時的な調整を挟んだとしても、復活した円キャリートレードが、昨年夏の「ユーロキャリートレード」のように短命で終わることはないのではないでしょうか。

国内金価格はターゲット到達後の小動きが続きます。本日午後以降は日銀の金融政策発表後のドル円に追随する形となるため、ボラタイルな動きも予想されます。大きく調整か、押し目なしの上昇か、
プラチナはわずかに続落で気持ち程度の押し目を形成。やはりドル円次第の状況で、上昇なら再び金との価格差逆転へ、下落なら価格差拡大へ。
なお、NY市場が3連休明けとなる今晩には本日午後の展開が助長される可能性にも注意しておきたいところ。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/22

2013年1月22日(火)時点の相場
国内金5,056 円 1/22(火) ▼7(0.14%)
国内プラチナ5,034 円 1/22(火) ▼12(0.24%)
NY金1,687.0 ドル 1/18(金) ▼3.8(0.22%)
NYプラチナ1,674.0 ドル 1/18(金) ▼26.5(1.56%)
ドル円89.59 円 1/21(月) ▼0.45(0.50%)

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