金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

新興国通貨安再び

更新日:2013年11月29日(金)

NYダウの史上最高値更新が続き、日経平均も年初来高値を半年ぶりに更新、ドル円も102円台に到達し、半年ぶりの年初来高値更新が次のターゲットに。ユーロ円やポンド円などは数年来の高値更新となるリスクオン相場が進むなか、軟調推移が続く金相場とともに、下落基調が進むのは新興国通貨。
フラジャイル・ファイブと呼ばれる新興国通貨のひとつ、インドネシアルピアは対ドルで年初来18%超の下落が進み、2009年3月以来の安値水準に。

5月以降、QE縮小観測に伴うリスクオフ相場で下落した日本株やドル円、金や新興国通貨。
半年経って復活したのは株価とドル円。
株高ドル高の進行に対して大きく出遅れる金や新興国通貨。
前回は、新興国通貨安に対してドル高、さらに円高。新興国通貨安ドル高の流れは今回も同様。しかし今回はドルに対する円安が進行。
株価やドル円相場でQE縮小を織り込み始めたことや円安政策の継続に対して、新興国通貨のQE縮小に伴うダメージは予想以上のようです。

感謝祭でNY市場休場の日、NY金相場は1,240ドル台、プラチナは1,350ドル台半ば。ドル円相場は102円30銭台へとわずかに上昇。
国内、金価格は0.4%の続伸で4,200-4,260円の狭いレンジ上限へ。10月末の4,400円台から続いた下落トレンドは、21日の4,190円まで200円超の下落でいったん底をつけた可能性も。その最終判断は次週、レンジ上限をクリアできれば、4,130円近辺までの下落リスクは完全消滅し、大幅反発への期待も高まる状況。
週間ベースでは+36円(+0.85%)の反発。月間ベースでは-155円(-3.51%)の大幅反落。

プラチナはわずかに0.06%の反発。軟調地合いが継続中で、下落目標水準の4,620円近辺までほぼ到達したものの、もう少しの下落余地への警戒感も。
週間ベースでは-74円(-1.57%)で2週続落。月間では-154円(-3.21%)の大幅反落。
※参考:金プラチナ国内価格11/29とチャート

2013年11月29日(金)時点の相場
国内金4,257 円 11/29(金) ▲17(0.40%)
国内プラチナ4,640 円 11/29(金) ▲3(0.06%)
NY金1,237.8 ドル 11/27(水) ▼3.6(0.29%)
NYプラチナ1,352.7 ドル 11/27(水) ▼19.2(1.40%)
ドル円102.31 円 11/28(木) ▲0.16(0.16%)

11/27(水)のその他主要マーケット指標

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