金プラチナ短期相場観

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好調維持の可能性を示した米国の足を引っ張る日中露

更新日:2014年3月10日(月)

寒波の影響を受けながらも好結果となった先週末の米雇用統計により、米労働市場の回復基調が失われてはいないことが示され、今後のその他経済指標好転への期待も高まりつつある状況。そんなリスクオン支援材料をかき消すように日中の経済指標やクリミア半島情勢が足を引っ張ります。

今朝発表された日本の経常収支は1兆5,890億円の赤字で過去最大を3ヶ月連続更新。甘利経済再生相が危惧していた「経常収支の赤字は危険信号」の状態が続き、10-12月期GDP改定値も年率換算速報値の+1.0%から+0.7%と大きく低下。消費増税による4-6月期の落ち込み分を事前に上乗せしておきたかったはずの政府の目論見に暗雲が漂い始めます。1-3月期の数字に注目が高まるとともに、日銀への期待もさらに高まることになりそうです。

クリミア半島情勢を巡る警戒感も続き、ロシアによるクリミア半島への介入を国際法違反とする欧米側と、否定するロシア側、さらには16日に予定されるクリミア住民投票についても、ウクライナ憲法と国際法に違反と主張するメルケル首相に対し、プーチン大統領はクリミア住民の正当な利益を保障するものであり、国際法に基づいている、と平行線が続きます。メルケル首相が6月のソチG8不参加表明?との噂も聞かれます。

中国では、土曜日に発表された2月の貿易収支が229億9,000万ドルの赤字。市場予想の145億ドルの黒字を大きく裏切る結果。同月の消費者物価指数も予想の+2.1を下回る+2.0%となり、中国景気の減速懸念は高まり、今年の成長率目標7.5%に向けて、こちらも早くも暗雲。
景気減速懸念に伴い、中国の金需要にも影響が出そうです。
中国黄金協会によれば、世界最大の金消費大国となった中国の今年1-3月期の金需要が、前年同期比で17%減少する可能性、とのことです。

日中露のリスク回避材料に日経平均は100ドル超の下落、ドル円も103円台割れをうかがうような流れ。それに対して1,330ドル台前半での低迷から反発できない金相場にとっては、米景気回復見込みの強さと中国景気不安による需要減少懸念が足を引っ張りそうです。

週明けの国内金価格は3営業日ぶりの反落で0.77%下落。前週末の急上昇と4,620円近辺の上値目標到達による調整。下方向の節目は4,530円。上方向には4,650円が軽めのレジスタンスとなる可能性。ここを上抜けると再び4,750円の第2目標が意識される展開へ。

プラチナは4営業日ぶりに0.24%の小反落。5,000円の目標水準を大きく上抜けたことによる調整としてはまだ小幅。5,000円前後までの調整があってもおかしくないところ。上方向には5,090-5,110円辺りが意識される水準。
※参考:金プラチナ国内価格3/10とチャート

2014年3月10日(月)時点の相場
国内金4,612 円 3/10(月) ▼36(0.77%)
国内プラチナ5,075 円 3/10(月) ▼12(0.24%)
NY金1,338.2 ドル 3/7(金) ▼13.6(1.01%)
NYプラチナ1,483.6 ドル 3/7(金) ▼3.2(0.22%)
ドル円103.29 円 3/7(金) ▲0.22(0.22%)

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