金プラチナ短期相場観

金プラチナ短期相場観

国内金・プラチナ価格の月間高値/安値/終値推移チャート

更新日:2015年8月3日(月)

国内金価格 月間高値/安値/終値推移チャート 2015年7月国内金価格の7月高値は4962円、安値は4649円、終値では4653円。ほぼ一方的に下落した7月の月間騰落率-6.4%は、2013年6月以来2年1カ月ぶりの大幅下落となっています。なお、2013年6月の下落率は16.9%で今年7月のおよそ2.6倍もの大幅下落でした。さらに大幅下落となったのがリーマンショックの時2008年10月で-23.7%の暴落。
円安トレンドに転換した最近は、下落度合いも限定的となっています。

長期的には、円安に支えられて高値圏での推移が続いています。そのなかでの高値は、5200円台を散発的に試す形となり、長続きはしていません。近年の安値目安としては、2013年6月と2011年12月安値4000円近辺。過去の揉み合い形成水準となっている4500円近辺も、今後のサポート水準となりそうです。

国内プラチナ価格 月間高値/安値/終値推移チャート 2015年7月国内プラチナ価格の7月は、高値4613円、安値4161円、終値4235円。月間騰落率-7.4%は金と同様に2013年6月以来の大幅下落。平均的に金よりもボラティリティは拡大しやすく、2013年以前には月間騰落率が10%を超えるケースも結構ありましたが、近年はやや縮小傾向となっていました。

高値は5000円台で近年、やや切り下がる傾向となっていましたが、下値も2008年末以降切り上げる形となっていました。しかし、昨年後半からの下落基調が続き、下値切り上げの形状が崩れ始めています。過去の推移から見ると、7月末の4250円近辺は比較的落ち着きやすい水準にはなりそうです。それでも今後、さらに下落基調が続いた場合には、4000円前後、さらには3750円近辺までが下値のメドとなりそうな水準です。

8月3日の国内金価格は0.45%の反発。今年安値圏での揉み合い状態が継続するなか、流れは徐々に反発方向へと傾斜中。4700円台まで上値を伸ばすことができれば短期上昇トレンンド形成への可能性、目標水準4780円程度へ。逆方向へと動き出し、今年安値再更新なら一段安へ、その場合の下値メドは4500円台半ばも。

プラチナは0.68%の続落。今年安値圏からのゆるやかな反発基調は継続中。しかし、その勢いは弱々しく急落再開リスクと隣合わせ。スローペースでも上昇基調が続くなら上値余地は4300円台。4180円のサポートラインを下回ると流れが逆流し、下値余地は4080円近辺まで拡大。
※参考:金プラチナ国内価格8/3とチャート

2015年8月3日(月)時点の相場
国内金4,674 円 8/3(月) ▲21(0.45%)
国内プラチナ4,206 円 8/3(月) ▼29(0.68%)
NY金1,094.9 ドル 7/31(金) ▲6.5(0.60%)
NYプラチナ985.0 ドル 7/31(金) ▼4.9(0.49%)
ドル円123.91 円 7/31(金) ▼0.23(0.19%)

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