金プラチナ短期相場観

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NYに続きフィラデルフィアでも製造業は回復傾向へ

更新日:2016年3月18日(金)

フィラデルフィア連銀製造業景況指数 2016年3月3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は市場予想の-1.5を大きく上回り、7カ月ぶりのプラス圏回復、13カ月ぶりの高水準となる12.4へと急騰しました。
新規受注は前月の-5.3から15.7へと急騰し、半年ぶりのプラス圏回復で1年4カ月ぶり高水準、出荷も2.5から22.1へと大幅上昇で1年4カ月ぶりの高水準。販売価格は-4.5から3.5へと上昇し、1年3カ月ぶりの水準へ。雇用は-1.1も前月の-5.0からは回復、半年後の見通しを示す期待指数も3年3カ月ぶり低水準となった2月の17.3から28.8へと反発し、4カ月ぶりの水準へ。
NY連銀の製造業景気指数が大幅上昇し、底入れの兆しが見られ始めたのに続き、フィラデルフィア連銀の管轄地区でも製造業の回復傾向が本格化しようとしている様子です。

3月は、FOMCの追加利上げ見通し引き下げと同時に、米国の製造業回復への起点の月となるかもしれません。
ドル高の影響が懸念され続け、低迷が続いた米製造業にとっては、足下のドル安傾向も追い風となってきているようです。
ドルインデックスは17日には1%超の大幅下落で94.8となり、ドル高ピークとなった昨年11月末の100.21からは5.4%の下落となっています。利上げ先送りに伴うドル安傾向が今後も続けば、NYやフィラデルフィア以外の地区へも製造業の回復傾向は拡大し、全米の製造業の業況改善への大きなサポート材料となりそうです。

新規失業保険申請件数も歴史的低水準を維持する好調が続き、1月の求人件数も554.1万件となって歴史的高水準を維持、労働市場の回復基調も続いていることも確認されています。出遅れていた製造業の回復が一段と進むことによって、今回は先送りされた追加利上げ見通しが、いずれ前倒しへと転じることにつながりそうです。

そうなれば、再びドル高傾向へと反転することになり、米製造業にとっては再びマイナス要因が強まることになります。
こうして、ドル高と米製造業回復とのイタチこっごも続きます。

NY金・日足チャート 2016/2/17 - 3/1717日のNY金相場は5日ぶりの反発となって2.86%の大幅高。FOMC後の急騰一服状態からは欧州市場でのドル売り急加速に伴い、再度上値を試す展開。但し1270ドル台の抵抗水準を超えるほどの余力はなかった様子。NY市場では原油高、株高にドルの下げ止まりに伴い軟調推移、今朝には1260ドル割れ水準へ。高値保ち合い状態継続、上限突破で1300ドル台を目指す上値トライに向かう為には、もう少し時間が必要か。

NYプラチナ・日足チャート 2016/2/17 - 3/17NYプラチナ相場も3.17%の大幅高で8日ぶりの反発。FOMC直後の急騰からの調整も限定的となり、980ドル台の高値圏を維持、上げ幅30ドルは今年3番目の大幅上昇。結果的に200日移動平均線にサポートされて長期的な弱気相場への逆戻りを回避し、21日移動平均線にも支えられて短期的な堅調状態も維持。まだ抵抗感が強い1000ドルの大台ラインを再度上抜けできれば中長期的なセリングクライマックスの起点となった(かもしれない)10月高値上抜けトライへと向かう展開も。

ドル円・日足チャート 2016/2/17 - 3/17ドル円は1.04%の大幅ドル安円高で3日続落。FOMCの利上げペース見通し引き下げの影響は最終コーナーとなる欧州市場で再加速。米ドル全面安の流れが強まるとドル円は2014年10月31日(109円10銭台)以来、1年4カ月ぶり円高水準となる110円60銭台へ。介入警戒感などからパニック的な買い戻しとなって112円付近まで急騰も、その後は上値が重い状態。112円台半ばのサポート水準をしっかり割り込んだたことで円買いの流れが加速してしまった状態。目標水準110円付近に向けて再度ドル売り円買いが強まる展開も予想される。円買いが加速しやすい日本の祝日、21日は要警戒か。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/17終値とチャート

18日の国内金価格は1.51%の大幅反落。ドル売り円買いが強まり、反発への流れは腰折れ、NY金の急騰一服と円高リスク再燃で短期的な方向感はやや下向き優勢へ。4800円から4900円のレンジでの保ち合い下限を維持できなければ4700円付近へと一段安の展開へ。逆に再反発の流れで上限超えとなるようなら5000円の大台トライも。
週間ベースでは-117円(2.37%)、9週間ぶりの反落。週間ベースでの下落は今年に入って2回め。

国内プラチナ価格は0.92%の下落。方向感喪失気味で三角保ち合い形成中。3740円から3810円までに縮小したレンジを上下どちらかへ抜けだしてボラティリティが高まる展開も。上方向なら目標水準は高値更新で3900円台前半へ、下方向なら3600円台半ばまでの調整進行余地も。
週間ベースでは-51円(1.33%)となり、3週間ぶりの反落。
※参考:金プラチナ国内価格3/18とチャート

2016年3月18日(金)時点の相場
国内金4,824 円 3/18(金) ▼74(1.51%)
国内プラチナ3,771 円 3/18(金) ▼35(0.92%)
NY金1,265.0 ドル 3/17(木) ▲35.2(2.86%)
NYプラチナ989.1 ドル 3/17(木) ▲30.4(3.17%)
ドル円111.38 円 3/17(木) ▼1.17(1.04%)

3/17(木)のその他主要マーケット指標

PCEインフレの先行きを示すミシガン大学期待インフレ指数 3/19(土)

NYに続きフィラデルフィアでも製造業は回復傾向へ 3/18(金)

世界経済減速を反映してドットチャートは年内2回の利上げ 3/17(木)

NY連銀製造業景気指数は大幅上昇、3月以降の米製造業回復期待へ 3/16(水)

南アの利上げと格下げ観測にも警戒感高まるプラチナ 3/15(火)


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