金プラチナ相場情報
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金プラチナ-ニュースチャート2015年
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相場を動かした主な出来事「ニュース チャート」2015年
金プラチナ ニュースチャート2015年

2015年、NY金相場は前年末終値1,184.1ドルから1,186.2ドルへ上昇、プラチナは1,208.9ドルから1,203.0ドルへと下落、ドル円は前年末終値119.73円から120.49円へと上昇してスタート。
<1月>
9日発表の米12月分雇用統計では、非農業部門雇用者数前月比+20万人超が11カ月連続となり、失業率も6年半ぶりの低水準となる5.6%へと低下。しかし平均時給が2013年7月以来となる前月比マイナスへと落ち込み。ドル円は118円台半ばへと大幅下落、金とプラチナは小幅に上昇。
15日、スイスショック(スイス国立銀行が1ユーロ=1.20フランの対ユーロ上限設定撤廃を突然発表)により為替市場はスイスフラン絡みの取引で大混乱。リスク回避の流れでドル円も1%の下落で116円10銭台へ、金は30ドル(2.45%)の急騰で4カ月ぶりの高値水準となる1,260ドル台へ、プラチナも1.9%の大幅上昇で1,260ドル台へ。この時点で1年9カ月ぶりに金とプラチナの価格が逆転。
ECBが量的緩和導入を決定した22日、金相場は1,300ドルの大台に到達。25日に行われたギリシャ総選挙では反緊縮派の急進左派連合が大勝し、ギリシャ債務不安が再燃。金は1,300ドル手前の高値圏での推移、ドル円は118円前後の揉み合い状態が継続。
<2月>
6日に発表された1月の雇用統計では非農業部門雇用者数の直近3カ月の合計増加数が100万人を超え、前月低迷した賃金も上昇するポジティブ・サプライズ。NY金は30ドル弱(2.23%)の急落で1,230ドル台、プラチナも1,220ドルへと急落し、ドル円は1カ月ぶりの119円台へと急騰。
18日公表されたFOMC議事要旨は、事前にタカ派内容と予想されていたことで金は1,200.2ドルまで下落、プラチナは年初来安値を更新し、1,167.2ドルまで下落。しかし、予想よりもややハト派寄りの内容となっていたことで反発。そのFOMCでも不安要素として注視されていたギリシャ支援の延長問題は20日のユーロ圏財務相会合で4カ月延長で基本合意。
<3月>
6日発表の米2月雇用統計が予想外の好結果となったことを受け、ドル全面高の流れとなりドル円は一時121円台前半まで上昇し年初来高値を更新。金相場は30ドルを超える急落、プラチナも20ドル強の下落となってそれぞれ年初来安値を更新。この流れは翌週も続き、ドル円は10日に一時122円台へ、11日には金が1,146.5ドル、12日にはプラチナが1,112.5ドルへ。
17-18日に行われた米FOMCでは、年央以降の利上げを示唆しながらも経済状況次第であることを強調。景気見通し予想の下方修正に加え、FF金利予想も大幅に下方修正されたことでドル売りの流れが加速。ドル円は120円近辺へと下落、金とプラチナは大幅反発。
中東・イエメンでの国内情勢悪化に伴い、26日にはサウジアラビアが湾岸諸国とともにイエメンへの軍事介入を開始。ドル円は一時118円台前半まで下落、金相場はこの日まで7日続伸で1,200ドル台へと上昇。

<4月>
米労働省が3日発表した3月分の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想の前月比+24.5万人を大きく下回る+12.6万人となったことでドル売りが進行。ドル円は119円台後半から118円台後半へと急落。なお、当日のNY市場はグッドフライデーで休場となった為、翌週月曜日にかけてNY金相場は1,218ドルまで1.5%の上昇、プラチナは1,180ドルへと2.3%もの大幅上昇。
8日引け後に公表された3月のFOMC議事要旨では、数名が6月の利上げを支持していることが判り、翌9日にかけて金は1,200ドルを割り込み、1,193ドルまで下落、プラチナも1,157ドルまで下落。
28-29日のFOMCでは景気見通し引き下げも一時的要因との判断で利上げ見通し時期には触れず。この後ドル買い傾向、金は売り傾向が強まる展開へ。
<5月>
8日発表された米4月分雇用統計では、失業率が7年ぶり低水準へと改善傾向が進んだのに対し、非農業部門雇用者数が事前予想をやや下回り、3月分も下方修正されたこともあり、利上げ先送り観測が優勢となり、事前に進んでいたドル買いの流れは巻き戻され、金やプラチナは小幅に上昇。
13日発表の米4月小売売上高が予想を下回り、前月比0%となったことを受け、ドル円は119円台後半から119円付近まで急落し、NY金相場は2%超の急騰、プラチナも1.5%上昇。
19日に発表された米4月の住宅着工件数が予想を大きく上回ったことを受けてドル円は1カ月ぶりの高値水準となる120円台後半へと上昇。金相場は1.7%の急落、プラチナは2%超の急落に。22日発表の4月消費者物価指数も好結果となり、ドル円はNY終値では7年10カ月ぶりの高値水準となる121円50銭台まで上昇。
翌週にかけてもドル高円安が加速、複数の米経済指標が好結果となった26日には前日比1円50銭超の急騰で123円台へ、27日には一時7年11カ月ぶりのドル高円安水準となる124円台にタッチ、翌28日には12年5カ月ぶり高値となる124円40銭台まで上昇。この影響で金は1180ドル台まで売られ、プラチナは1110ドル台へと急落。
<6月>
6月第1週も米経済指標の改善傾向が続き、週末の雇用統計が予想を大幅に上回る好結果となったことを受けてドル円は13年ぶり高値水準となる125円80銭台まで上昇。金は1170ドル割れ、プラチナは1100ドル割れへ。
10日の黒田日銀総裁の円安けん制発言でドル円は122円台へと大幅急落。週末にかけては123円台までしか戻らす。125円付近が黒田ラインとして意識されそうな状況に。
17日のFOMCでは経済見通しは改善傾向としながらもFF金利予想では年内1回か2回かでFRB内部も意見が割れる状況であることがわかり、9月利上げを見込んでいた向きにはかなりハト派イメージとなる内容に。ドル買いの勢いは後退し、ドル円は週末にかけて123円から122円台へと円高に。逆に金は買われて翌日にかけて2%超の大幅上昇となり、4週間ぶりに1200ドルの大台を回復。FOMC直前に6年ぶり安値となる1070ドル台まで下落していたプラチナも週末には1080ドル台半ばへと反発。しかし、その流れも長続きはせず翌週には元の水準へと反落。プラチナは6月22日、2009年3月以来6年3カ月ぶり安値水準となる1060.6ドルまで下落。
26日にギリシャのチプラス首相が国民投票実施を表明したことでEU・ユーロ圏などの債権団とギリシャとの債務協議が決裂、にわかにギリシャのデフォルト、ユーロ離脱への懸念が高まり、週明け29日には日米欧主要株が大幅安となるリス回避の流れでドル円も1%超の円高に。しかし金の上昇は限定的。

<7月>
6月末期限となっていたEUなどのギリシャ支援が打ち切られ、IMFへの債務返済も行われなかったことでIMFは1日、ギリシャを「延滞国」認定。5日のギリシャ国民投票では予想外に緊縮策を否定する結果となり、ギリシャのデフォルトとユーロ圏離脱への懸念が高まった。
8日には急落が続いていた中国株の影響を受けて日経平均が638円と今年最大の下げ幅となり、2万円割れへ。リスク回避の流れでドル安円高、プラチナも2009年2月以来6年5カ月ぶり安値水準となる1010.9ドルまで下落。
12日のユーロ圏首脳会合が日をまたいで延長され、13日にギリシャ支援を進める方向で合意に至ったことでギリシャ情勢への警戒感は後退。15日にはイエレンFRB議長の議会証言で年内利上げを再確認することとなり、ドル円は1カ月ぶりの124円台へと円安が進行。金は17日まで7日間続落となって一時1130ドル割れ。プラチナも急落し、一時1000ドルの大台割れへ。
翌週月曜日、海の日の祝日で東京市場が休場の日の午前中にNY金相場は1130ドル付近から一時1080ドルまで約50ドルの急落、プラチナも946ドルまで急落。金は22日まで10営業日続落となり、5年5カ月ぶりの安値水準へ。この週末に金は終値で1085.5ドル、安値では1072.3ドルまで下落。NY原油も1週間で5%以上下落して50ドル割れとなるなど商品市場は全面安。この間、為替市場は小動きでドル円は123円台後半から124円近辺までの膠着状態が継続。
28-29日の米FOMCでは利上げ時期へのヒントは示されず、景気拡大傾向で雇用の底堅さなどへの認識を指摘、翌30日に発表された米4-6月期GDP速報値は予想をわずかに下回る2.3%となったものの、1-3月期が-0.2%から+0.6%へと大幅上方修正されたことでドル高傾向へ。金もプラチナも安値圏での揉み合い継続。
<8月>
米FRB内で中立派と見られていたアトランタ連銀のロックハート総裁が4日、9月の利上げを支持すると発言したことで、9月利上げ観測がにわかに再燃し始め、ドル高傾向がやや強まり、株安に新興国通貨、商品安傾向も進行。しかし、週末の雇用統計では期待されたほどの改善傾向とはならず、ドル円は一時的に125円まで上昇後に124円台前半へと反落。金やプラチナは安値圏での小幅反発へ。
11日、中国人民元切り下げにより市場は混乱、株安や新興国通貨安などを引き起こしました。ドル円ではドル買いで反応、金やプラチナは底値圏からの反発傾向が加速する流れに。
19日に公表された7月末のFOMC議事要旨では、9月利上げに向けてのヒントは明示されず、それでもどちらとも受け止められる内容と株安・原油安の流れ設けて金とプラチナの反発傾向は加速し、為替はドル安円高傾向へ。20日には中国の8月製造業PMI速報値が6年5カ月ぶりの低水準となったことなどもあり、世界同時株安の流れが加速。日米欧の主要株は週末にかけて連日の大幅安となり、金は1160ドル台まで反発し、ドル円は121円台まで下落。
週明けの24日にはリスクオフの流れが更に加速、NYダウは一時1000ドル以上の急落となり、為替も1ドル=122円から116円まで6円もの急落となるなど、金融市場は大混乱に。中国発のブラックマンデーとも呼ばれたこの日がいったんはセリング・クライマックスとなり、週末にかけてはリスク資産の買い戻し傾向へ。27日には米国の第2四半期GDP改定値が大幅上方修正されるなど、株高ドル高への反発を支援。リスクオフの流れに急上昇した金は反落基調へ。
<9月>
9月に入っても金融市場は落ち着かない状態が継続し、8日には日経平均が昨年末を下回る水準まで下落し、翌9日には1300円超の大幅反発となるなど乱高下。欧米株も今年安値圏から少し反発した水準での乱高下状態。金は1100ドル台前半での小動き状態から徐々に上値が重くなり、プラチナは株価の乱高下に影響されるように1000ドルをまたいでの上下動から、再び1000ドル割れへ。ドル円は120円台回復後は小康状態へ。
米FRBは17日、FOMCで利上げ先送りを決定。予想通りも米国の経済見通しや金利見通しなどがハト派寄りとなり、先行き不透明感が拡大し、株価は急落。金は翌日にかけて1140ドル付近まで急騰。
ドイツ・フォルクスワーゲン社の米国排ガス規制への不正発覚事件で22日、VW社が対象のディーゼル車は世界で1100万台に達すると発表したことを受けて欧州株とプラチナが急落。VWショックとなったプラチナ相場は3.72%の急落で2009年1月以来6年8カ月ぶりの安値水準へ。

<10月>
欧米株の下落に連れて値を下げる状態が続いたプラチナ相場は10月1日には903.2ドルまで下落。2008年12月以来6年10カ月ぶりの安値水準となり、瞬間的には900ドルを割り込む場面も。2日の米雇用統計がネガティブ・サプライズとなったことで金が1130ドル台へと大幅反発となったのに対し、プラチナの反発は限定的に。しかし、この後利上げは当面見送りとの見方が強まり、9日のFOMC議事要旨でもドル高による製造業への影響が懸念されていることなどが公表され、世界的にも株価や原油、商品市場などの急反発局面が継続。プラチナ相場も大きく値を戻し、16日には2カ月ぶりとなる1020ドル台へと上昇。
22日のECB理事会後のドラギ総裁会見で、12月会合での緩和政策見直しが示唆されたことでユーロ売りが急速に進行。ドル円もドル高円安方向に動き出し、2カ月ほど続いていた120円近辺での膠着状態から抜け出し、翌23日の中国人民銀行の追加利下げ発表でさらに加速すると2カ月ぶりとなる121円台半ばまでドル高円安が進行。
27-28日のFOMCでは、12月利上げの可能性が残されていることが示唆されたことでドル高円安傾向が強まったものの、30日の日銀金融政策決定会合では期待された追加緩和が見送られたことでドル安円高方向へと引き戻され、再び120円近辺での保ち合い状態へ。金とプラチナは10月前半の上昇トレンドの調整局面を形成。
<11月>
6日発表の10月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比27.1万人増と予想を大きく上回り、賃金も上昇傾向を示すなどの好結果となり、ドル円は2カ月半ぶりの1ドル=123円台へと急上昇、金は3カ月ぶり安値水準となる1080ドル台へと急落、プラチナも1カ月ぶり安値となる940ドルまで下落。その後も金の軟調推移とプラチナの急落局面は続き、FOMC議事要旨発表の18日に金は一時、5年9カ月ぶり安値水準となる1062ドルまで下落、プラチナは6年11カ月ぶり安値水準、846ドルまで下落。27日には、金は5年10カ月ぶり安値で1050ドル台、プラチナは7年ぶり安値830ドル台へ。
<12月>
2日、金は5年10カ月ぶり安値をさらに更新して1053.8ドル、プラチナは7年ぶり安値圏となる832.4ドルまで下落。翌3日に金は一時1045.4ドルまで、プラチナは825ドルまで下落した後、ECB理事会での追加緩和が期待はずれとなったことによるユーロの大幅買い戻しに伴うドル安で反発。翌4日の米雇用統計は好結果となったにも関わらずドル高は限定的となり、金は1084.1ドル、プラチナは880.6ドルまで上昇。
同日に行われたOPEC総会で減産が見送られ、原油安が翌週にかけて一段と進行。リスク回避的な株安ドル安傾向を引き起こす形となり、ドル円は円高傾向、金は1070ドル台で底堅く推移、プラチナは再び安値圏へと軟調推移。
15-16日に行われた米FOMCで政策金利を0.25-0.50%へと引き上げることを決定。9年半ぶりとなる利上げで7年間続いたゼロ金利時代が終了。織り込み済で市場の混乱はほとんどなく、ドル円の上昇も限定的となったものの、金相場は翌日にかけて2.53%下落し、6年1カ月ぶり安値となる1049.6ドルへ。プラチナも3.57%の大幅下落で844.7ドルへ。
18日には日銀緩和政策の補完措置に市場が混乱するハプニングもあり、リスク回避の流れで株安円高で金とプラチナは大幅反発。ドル円はこの日からゆっくりと円高傾向が続き、25日まで6日続落で2カ月ぶりの円高水準となる120.20円へ。

2015年終値はNY金:1060.2ドル(年間で-10.46%)、プラチナ:891.7ドル(-26.24%)、ドル円:120.32円(+0.49%)。


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