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米11月雇用統計、予想外の賃金低下でトランプ相場にブレーキ
更新日:2016年12月03日(土)
米雇用統計・平均時給と賃金上昇率 2016年11月11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びは前月比+17.8万人で市場予想の+18.0万人をわずかに下回るも失業率は4.6%へと大幅低下でリセッション前の2007年8月以来、9年3カ月ぶりの低水準まで改善し、失業率はほぼ完全雇用と言える状態に。
そのいっぽうで最近では最も重視される賃金上昇率が予想外の低下となっています。

11月の平均時給は25.89ドルで10月の25.92ドルから予想外の減少。前月比は-0.12%となり、マイナスとなるのは昨年12月(-0.04%)以来11カ月ぶりのことで、水準としては2014年12月(-0.28%)以来1年11カ月ぶりの低水準。但し、この時は前月が+0.41%、今回も10月が+0.43%の急増となっており、その反動による減少という面も。前回も翌月には+0.61%へと大幅反発していたことから、次回12月分でもそれなりの大幅反発も予想されるところ。

前年同月比でも10月の+2.82%から11月は+2.45%へと急減速となり、3月(+2.33%)以来8カ月ぶりの低水準。これも10月の水準が2009年6月(2.88%)以来7年4カ月ぶりの高水準へと急騰していたことによる反動という面も大きそうです。最近の賃金上昇率の加速トレンドを大きく外れるものでもなく、次月2.6%以上へと反発できれば現状の加速トレンド継続へ。

その他の指標では、
労働参加率が62.7%へと低下し、6月以来5カ月ぶりの低水準へと悪化。これが失業率低下を後押しした面も。
長期失業者の割合は前月から0.4%の大幅低下で24.8%となり、2009年3月(24.2)以来、7年8カ月ぶりの低水準まで改善。ただし回復の目安19.1%にはまだ距離が残る状況。
不完全失業率(U6失業率)は前月から0.2%の低下で9.3%。2008年4月(9.2%)以来、8年7カ月ぶりの低水準へと改善。回復目安となる2007年12月の8.8%までもう少し。

全体的には良好、と言える結果で12月利上げに関しては全く影響を与えるものではなさそうです。
強いて言えば賃金が前月比で減少したことのインパクトがやや大きく、賃金上昇率の失速=インフレ失速への懸念へとつながる可能性を残し、2017年利上げ見通しも、今回のFOMCでは2回までにとどまるものと思われます。

過熱状態が続いたトランプ相場への冷却効果として、予想外の賃金低下が適度なブレーキ役を果たしたようです。

NY金・日足チャート 2016/11/2 - 12/22日のNY金相場は4日ぶりの反発で0.7%高。強弱入り交じる結果となった米11月雇用統計には1170ドル近辺から1160ドル台半ばまで小幅急落後に1170ドル台後半へと切り返す乱高下の反応。欧米株の小幅安に金利も反落、ドル高の調整局面も継続したことで、前日の下値トライ達成感からの自律反発をトランプ相場一服にもサポートされた形。1160ドル半ばから1190ドルまでのレンジで保ち合い形成への動きも、上値がコンスタントに切り下がる下落トレンドの範囲内。1190ドル超えなら短期トレンド転換と1200ドル台回復も視野に、1160ドル半ばを再度しっかり下抜けると11月からの下落トレンド継続で次の下値目安は1150ドル前後。
週間ベースでは-3.3ドル(0.28%)の小幅安となり、昨年11月以来の4週続落。

NYプラチナ・日足チャート 2016/11/2 - 12/2NYプラチナ相場は2.35%の大幅続伸。前日からの反発の兆しは雇用統計通過後に加速、10日ぶりに930ドル台を回復。下げ止まりから保ち合いへの移行を想定していたものの、その上限となる920ドル半ばも一気に突き抜けたことで、短期下落トレンドはほぼ終息。反発局面形成の可能性も高まり、当面の上値目標水準は11月中旬の高値圏950ドル付近まで。
週間ベースでは+24.4ドル(2.69%)で4週ぶりの反発。

ドル円・日足チャート 2016/11/3 - 12/2ドル円は0.49%の続落で113円台半ばへ。12月利上げを100%織り込み、楽観ムードの雇用統計よりも日曜日のイタリア国民投票への若干の警戒感もあり、利食い優勢の展開。雇用統計直後の114円20銭がこの日の高値となり、トランプ相場の調整局面が継続。目先は114円半ばから111円後半までを上下限とした保ち合い形成の展開も。調整継続で下限割れなら110円半ばまでが次の下値目安となり、イタリア国民投票無事通過で押し目買い再燃となり、114円台半ばを突破した場合、昨年高値から今年安値の61.8%戻しとなる115円半ばが次の上値メドに。
週間ベースでは+0.42円(0.37%)、5月以来半年ぶりの4週続伸。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場12/2終値とチャート

2016年12月03日(土)時点の相場
国内金:4,599 円 12/2(金) ▼16(0.35%)
国内プラチナ:3,604 円 12/2(金) ▲6(0.17%)
NY金:1,175.1 ドル 12/2(金) ▲8.2(0.70%)
NYプラチナ:932.7 ドル 12/2(金) ▲21.4(2.35%)
ドル円:113.51 円 12/2(金) ▼0.56(0.49%)
→12/2(金)のその他主要マーケット指標

→主要国の製造業PMIの推移で振り返る2016年 12/02(金)
→OPEC減産合意でPCEも好調、インフレ加速期待でトランプ相場再開 12/01(木)
→2016年、中国のプラチナ宝飾品需要は3年連続大幅減 11/30(水)

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