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★金プラチナ短期相場観★

利上げ準備と金利見通し大幅下方修正の合わせ技でドル高けん制
更新日:2015年03月19日(木)
サプライズとなったFOMCでは声明文から「patient(忍耐強く)」の一文が削除され、利上げへの足場固めを進めつつも、必ずしも6月に利上げが行われるわけではないことを強調。そしてGDP、インフレ率、FF金利誘導目標の見通しが下方修正され、中立姿勢の度を超え、ハト派色を強めた形となり、<シナリオ1>をベースに<シナリオ3>のエッセンスを多分に加えた合わせ技により、さりげなく進み過ぎたドル高をけん制したようです。

GDP見通しの中央値は、2015年は+2.3-2.7%(前回2.6-3.0)、2016年は2.3-2.7%(前回2.5-3.0)へと下方修正。
コアインフレ率見通しも、2015年+1.3-1.4%(前回1.5-1.8)、2016年1.5-1.9%(前回1.7-2.0)へ下方修正。

FF金利誘導目標見通しドットチャート 2015年3月最もインパクトが強かったのがFF金利誘導目標の見通しで、2015年末の中央値は0.625%。前回12月の1.125%から大幅下方修正。
前々回9月時点でも1.375%、その前の6月時点でも1.125%と、これまで1%台前半を維持し続けてきたのに対して、この期に及んで半減!?
2016年末予想でも1.875%と前回の2.50%から大幅下方修正され、ゆるやかな利上げペースになることを裏付ける内容となっています。

市場予想と比較しても、前回までの見通しはやや高すぎた感もあったので、今回は多少下がるのだろうと予想はしていたものの、やや意表を突かれた格好に。
実際に利上げ開始が目前に迫ってきたことで、より真剣に見通しを立てたらこうなりました、といわんばかりの落差がサプライズ感を増幅させる結果につながったようです。

NY金・日足チャート 2015/2/17 - 3/1818日のNY市場、金相場は0.27%の小反発。引け後には予想外にハト派色を強めたFOMCの結果を受けて1,170ドル台半ばまで急騰。反発の目安となっていた1,180ドル付近で上値を押さえられた格好。この水準には1月末から続く下落トレンドの上値抵抗線が位置し、今後数日間で1,170ドル台、1,160ドル台へと切り下がるこのラインを上抜けできればトレンド転換へと向かう可能性。1,140ドル台後半が当面のサポート水準に。しかし、利上げ時期がやや先送りされる可能性が高まったというだけで、やがてその時期が明確になった時点で再び下げ圧力が高まることも十分に予想される。

NYプラチナ・日足チャート 2015/2/17 - 3/18プラチナ相場はNY終値時点では0.1%の小幅安で3日続落。引け後には一時1,120ドル台まで30ドル超、2%強の急騰となり、いったん底入れの可能性。反発の目安としては、今年高値となった1月の1,290ドルから5年8カ月ぶり安値水準となった17日の1,086ドルまでの下落幅に対する23.6%戻しとなる1,130ドル台半ばまでは早めに戻しておきたいところ。反発傾向が続くようなら38.2%ラインの1,164.5ドルが次の目安に。

ドル円・日足チャート 2015/2/17 - 3/18ドル円は1.04%の大幅反落。FOMC前から軟調推移となり、FOMCでのドル高けん制に119円30銭台まで急落。一時的に119円台半ばのサポート水準を割れた後は120円台を回復。ドル高の勢いを大きく削がれたことで、下値警戒感も高まる状況。119円台半ばの重要なサポートラインを明確に割れた場合には、さらに1円程度の下落も見込まれ、1月中旬から続いた上昇トレンドにも区切り。そして12月高値121円80銭台と3月高値122円00銭台とのダブルトップ形成に向けたネックライン、115円台後半が新たな下値警戒ラインに。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場3/18終値とチャート

19日の国内金価格は0.75%の反発。下値目標水準4,820円近辺に到達していたところからFOMCサプライズにサポートされ、下落トレンド脱出へと向かい始めた様子。ただし、反発傾向が続くとは限らず、当面は4,810円から4,900円の間で方向感を模索する展開。4,900円台到達なら、さらに50円程度の上昇も見込まれ、今年高値から安値までの23.6%戻しライン4,930円を超える可能性が高まり、トレンド転換へ。

プラチナは前日比+99円、+2.16%の大幅反発となり、7日ぶりの上昇。上昇率が2%を超えるのは今年初で昨年12月2日以来のこと。上方向への当面の目安は今年高値から安値までの下落幅に対する23.6%戻しライン、4,720円台。この水準を超えるのに時間を要するようなら、再び下値警戒感も高まることに。
※参考:金プラチナ国内価格3/19とチャート

2015年03月19日(木)時点の相場
国内金:4,852 円 3/19(木) ▲36(0.75%)
国内プラチナ:4,675 円 3/19(木) ▲99(2.16%)
NY金:1,151.3 ドル 3/18(水) ▲3.1(0.27%)
NYプラチナ:1,092.6 ドル 3/18(水) ▼1.1(0.10%)
ドル円:120.10 円 3/18(水) ▼1.26(1.04%)
→3/18(水)のその他主要マーケット指標

←ドル高警戒感vs金利上昇警戒感 03/20(金)
→FOMCで予想されるシナリオと金相場動向 03/18(水)
→金大国ビッグ3、米中ロで世界の3分の1を占める産出量と消費量 03/17(火)
→円安でも値上がりしなくなった日本の金価格 03/16(月)

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