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好調続く米住宅市場、着工件数はバブル前の水準まであと2年?
更新日:2017年04月19日(水)
米住宅着工件数 長期推移 2017年3月米商務省が18日発表した3月の住宅着工件数は121.5万件。市場予想の125万件を大きく下回り、2月の130.3万件からも大幅減となって前月比では-6.75%。ただし、天候悪化による影響が大きかったとの見方も多いようです。
先行指標となる建設許可件数は2月の121.6万件から3月は126.0万件へと増加しており、1年7カ月ぶり高水準となった1月の129.3万件に近い水準を維持し、住宅市場の好調が続いていることを示す結果となっています。

住宅着工件数のトレンドを示す6カ月平均では、3月に125.05万件となり、2007年11月(129.6)以来、9年4カ月ぶりの高水準となっています。長期推移を見ても2012年以降はコンスタントに増加基調が続いています。水準的には、金融危機前の米住宅バブルのピークとなった2006年の(6カ月平均)210万件と比較すれば6割程度の水準に過ぎませんが、バブル前の2000年台前半、160万件程度と比較すると、8割程度の回復率となります。
また、前月比では毎月上下に大きくブレますが、12カ月平均で見ると、好調期には概ね前月比+1%前後の水準で推移しています。

住宅着工件数の6カ月平均より、現状を125万件として、前月比+1%平均で今後も増加傾向が続くと仮定した場合、複利計算で住宅バブル前のピーク水準160万件に到達するまでの期間は25カ月。
住宅着工件数は、今後約2年程度、健全な水準までの増加傾向が続く可能性はありそうですが、果たして?

NY金・日足チャート 2017/3/14 - 4/1818日のNY金相場は0.17%の小幅高となり5日続伸。週末にフランス大統領選初回投票を控えるタイミングでメイ英首相が6月の解散総選挙を表明。欧州政局波乱への警戒感も高まり、米債の上昇基調は続き、米10年債利回りは11月11日以来5カ月ぶり低水準となる2.16%台まで低下。1300ドル寸前まで上昇した後の一服感から1280ドル台へと調整の動きとなりつつあったNY金は再度押し上げられる形となり、終値では11月4日以来の高値となる1294ドルへ。1280ドル前後までの調整はいつでも入りそうだが、きっかけ次第で1300ドル突破も。

NYプラチナ・日足チャート 2017/3/14 - 4/18NYプラチナ相場は1.26%の大幅反落。高値、安値のピーク付近では乱高下しやすいプラチナらしい値動きとなり、高値トライに向けた流れ失速の可能性も。990ドルの水準が抵抗線となる前に再度上抜けできれば短期上値目標1010ドル近辺、200日移動平均線トライに向けた流れ再開へ。金との価格差は10月24日(324.6)以来、ほぼ半年ぶりとなる315.5ドルまで拡大。300ドル超のピーク水準に到達していることから、そろそろ価格差は縮小方向へと反転し、プラチナは上昇基調を強める可能性も。

ドル円・日足チャート 2017/3/15 - 4/18ドル円は0.45%のドル安円高となって反落。英国の総選挙前倒しを受けて英ポンドが大幅上昇、ユーロも上昇し、相対的なドル売りでドル・インデックスは3月末以来の100ポイント割れへと急落。結果的にドル円も上値が重く、終値ベースでは年初来安値を更新。目先は109円前後が抵抗水準となりつつあり、超えると110円台までの反発も。流れとしては円高ドル安優勢の状況は変わらず、52週移動平均線の108円30銭近辺では再度サポートされやすく、しかし107円後半までの一段安もありうる状況に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/18終値とチャート

19日の国内金価格は0.04%の小幅高で3日ぶりの反発。朝鮮半島情勢への警戒感一服と欧州政局動向への警戒感はやや上昇にも、一服感漂うNY金と円高圧力優勢ながらも底値警戒感も漂い始めるドル円との板挟みに、身動きが取れなくなってきた国内金価格、という構図に。短期トレンド上向きは維持し、目標水準4880円近辺の今年高値圏へと向う流れもゆっくりと進行中。加速の為にはやはりNY金の1300ドル突破が必要か。

プラチナ価格は1.14%の大幅反落。NYプラチナ大幅安の煽りを受けて短期上昇トレンドスタートの兆しは大きく巻き戻され、あらためて3600円台から3690円までのレンジ半ばへと押し込まれた格好。再度上限突破できれば3700円台後半、3月後半高値圏トライへと向う流れとなる可能性も。金との価格差は1173円へと再拡大、縮小トレンドも巻き戻されて4度目のピークと見られた11日の1180円更新も意識され、トレンド転換も先送り。
※参考:金プラチナ国内価格4/19とチャート

2017年04月19日(水)時点の相場
国内金:4,818 円 4/19(水) ▲2(0.04%)
国内プラチナ:3,645 円 4/19(水) ▼42(1.14%)
NY金:1,294.1 ドル 4/18(火) ▲2.2(0.17%)
NYプラチナ:978.6 ドル 4/18(火) ▼12.5(1.26%)
ドル円:108.42 円 4/18(火) ▼0.49(0.45%)
→4/18(火)のその他主要マーケット指標

←賃金上昇率伸び悩みで強まらないインフレ圧力 04/20(木)
→リスク回避一服もNY連銀製造業景況指数は5カ月ぶり低水準に 04/18(火)
→不安定な朝鮮半島情勢に高値安定の金、安値圏推移続くプラチナ 04/17(月)
→米3月CPI下振れでドル円は200日移動平均線下抜け 04/15(土)

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