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フィラデルフィア連銀製造業景況指数で見る景気サイクル
更新日:2017年04月21日(金)
フィラデルフィア連銀製造業景況指数 2017年4月4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は22.0。市場予想の25.5を下回り、3月の32.8からも大きく低下、1984年1月(47.0)以来、33年1カ月ぶりの高水準となった2月の43.3からは2カ月連続の急失速状態に。
新規受注は2000年以降では最大となった3月の38.6から4月は27.4へと急低下、出荷も12年8カ月ぶり高水準となった3月の32.9から23.4へと急失速。仕入れ価格も5年10カ月ぶりの高水準となった3月の40.7から33.7へ、販売価格は8年半ぶりの高水準となった1月の26.8から4月には16.6まで低下。ただし雇用指数だけは19.9へと上昇し、2011年5月(23.4)以来5年11カ月ぶりの高水準。
半年後の見通しを示す期待指数も2年7カ月ぶりの高水準となった3月の59.5から45.4へと低下。

雇用指数以外は数年ぶりのピーク水準をつけて失速の兆しへの可能性を示す結果はNY連銀の指数と同様の傾向。
ただし、6カ月平均では25.0となり、2004年12月(25.2)以来、12年4カ月ぶりの高水準。やはりNY連銀と同様にトレンドとしては景気加速局面が続く状態と見ることも可能。

なお、フィラデルフィア連銀製造業景況指数は次月、1桁台へとさらに大幅低下しない限りは6カ月平均の上昇基調は続くことになり、20程度の水準が続けばあと数カ月は上昇トレンドが続くことに。
過去の推移を見ると、2-3年程度のサイクルで好調期のピークを迎えてきたフィラデルフィア連銀製造業指数の6カ月平均が、下降基調に転じた場合には、必ずマイナス圏まで低下する局面が訪れている。
フィラデルフィア連銀の製造業は、あと数カ月は好景気状態が続き、その後6カ月平均の下落トレンドスタートとともに、景気縮小局面へと向かい始める可能性も。

NY金・日足チャート 2017/3/16 - 4/2020日のNY金相場は0.03%の小反発。週末のフランス大統領選1回目の投票日を前に動き難い状況となって調整一服、1280ドルをはさんで上下7.2ドルのレンジでの上下動に終始。1日の変動幅としては今年3番目の小動き。9日移動平均線(1278.4)が上昇基調をサポートする状態が続いており、この水準を割れると1260ドル近辺までは調整幅拡大の可能性も。直近高値更新なら1300ドルの大台突破の可能性も高まるところだが、その確率は現時点でフランス大統領選での波乱の可能性と同程度か。

NYプラチナ・日足チャート 2017/3/16 - 4/20NYプラチナ相場は3日ぶりの反発で1.12%の大幅高。NY朝に980ドル台へと水準を切り上げた後は980ドルをはさんでの揉み合い状態に。ゆるやかに上昇する90日移動平均線(969.1)に支えられて反発した形となり、970ドルから990ドルまでが目先の保ち合いレンジに。上抜けなら1000ドルの大台超えへ、下抜けなら940ドル台までが下値目安に。

ドル円・日足チャート 2017/3/17 - 4/20ドル円は0.42%のドル高円安で続伸。前日から続く米10年債利回り上昇の流れに連れての堅調推移。フィラデルフィア連銀製造業景況指数など冴えない結果への反応は限定的となり、黒田日銀総裁の「緩和政策当面維持」発言や、ムニューシン米財務長官の「徹底した税制改革案を近く発表」発言などが追い風となって株高の流れとともにドル高円安が進行。52週移動平均線や200日移動平均線にサポートされた反発の流れは続き、抵抗水準となりつつあった109円ラインをしっかりと超えてきたことにより、目先は110円台前半辺りまでドル高円安余地は拡大。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場4/20終値とチャート

21日の国内金価格は0.56%の反発。NY金が高値圏を維持した状態で円高リスクも後退気味となり、9日移動平均線を上抜け、上昇基調をサポートするパーフェクトオーダー再形成。目先は4800円から4830円までの小幅レンジでの保ち合いとなり、上抜けできれば今年高値4880円近辺再トライへ。ただし下抜けの場合には3月安値4740近辺までの反落も。月曜朝にはフランス大統領選1回目の開票もあり、警戒感からの波乱も。
週間ベースではわずかに-3円(0.06%)の小反落。

プラチナ価格は1.32%の大幅高で3日ぶりの反発。9-21日移動平均線をまとめて上抜け、下向きの逆パーフェクトオーダーを回避。下限を3630円台へと切り上げて3690円までの保ち合いレンジ上限付近に到達。上抜けできれば底値保ち合いからの脱却で上昇トレンド形成への可能性も高まり、3月後半高値超えとなる3770円台辺りまでが当面の上値目標に。波乱の展開で下方向へと巻き戻されて下限割れの場合には11月半ばの保ち合い水準、3530円近辺までが下値目安に。
週間ベースではわずかに+6円(0.16%)となって小幅続伸。
※参考:金プラチナ国内価格4/21とチャート

2017年04月21日(金)時点の相場
国内金:4,827 円 4/21(金) ▲27(0.56%)
国内プラチナ:3,683 円 4/21(金) ▲48(1.32%)
NY金:1,283.8 ドル 4/20(木) ▲0.4(0.03%)
NYプラチナ:981.2 ドル 4/20(木) ▲10.9(1.12%)
ドル円:109.31 円 4/20(木) ▲0.45(0.42%)
→4/20(木)のその他主要マーケット指標

←大統領支持率とともにハネムーン期間に低下し続けた米製造業PMI 04/22(土)
→賃金上昇率伸び悩みで強まらないインフレ圧力 04/20(木)
→好調続く米住宅市場、着工件数はバブル前の水準まであと2年? 04/19(水)
→リスク回避一服もNY連銀製造業景況指数は5カ月ぶり低水準に 04/18(火)

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