更新日:2025年12月8日(月)
今週のFOMCでは、利下げ見送りならサプライズでドル高、NY金は急落が警戒されるものの、その確率はごくわずか。したがって0.25%利下げ決定による影響も限定的に。
むしろ、来年の見通し動向によって反応が分かれそう。前回9月FOMCでのドットチャートと比較して、追加利下げ継続見通しが強まるようなら堅調方向へ、慎重姿勢が強まるようなら軟調方向へも。
これを踏まえて次週、週末には利上げが予想される日銀会合。これをジワジワと織り込むように11月末からゆっくりと調整局面が進行するドル円。これも利上げ見送りならサプライズ、巻き戻し急伸も予想されるものの、その確率もほんの少しだけ。
やはり来年の見通し動向がカギを握ることに。利上げ継続で金融政策正常化路線が明確化となれば円高基調が若干優勢の展開にも、慎重姿勢なら調整一服へ。
いずれにしても日米金融政策の方向性とその度合いの強さ、バランスによっても大きく左右される難しい展開に。そんな12月相場は寒さとともに本格化。
週明け時間外のNY金は4220ドル台から4230ドル台へと上昇基調。プラチナは1660ドルを挟んでの小幅上下動。ドル円は155円30銭台から155円割れトライ。
8日の国内金価格は先週末から+25円、0.11%高で5日ぶりの反発。上昇軌道を維持する9日移動平均線(22979)にサポートされて小反発、高値保ち合い下限を22970円に切り上げて小幅保ち合いへ。23140円超へと抜け出すことができれば10月以来の最高値更新トライへ、短期上値目標は23230円程度まで。下限を維持できない場合には保ち合い崩れ、強気のパーフェクトオーダーも崩れて調整へ、短期下値目安は22850円程度まで。
一目均衡表では三役好転を維持。9日間の高値と安値の中央値、転換線(22938)にはなんとかサポートされた格好。転換線を割り込むようだと三角保ち合い下限ラインの延長線も下回る可能性が高まり、短中期堅調局面が崩れ始める形にも。そうなれば最高値更新失敗後の調整局面継続という流れにも。この近辺を維持して最高値更新再トライへと向かえば、三角保合い上抜け後の堅調局面再開へ、11月安値(21310)から11月半ば高値(22834)までの上昇値幅(1524)を急反落後の11月後半安値(22033)を起点に加算した水準、23557円を目指す展開にも。
プラチナ価格は+31円、0.35%の反発。堅調推移の9日移動平均線(8866)にもサポートされ、強気のパーフェクトオーダーを維持して最高値圏での保ち合いも維持。9040円超へと保ち合い上抜けなら最高値更新へ、短期上値目標は9200円前後まで。小幅に切り上げた下限8890円を維持できない場合には保ち合い崩れで調整へ、8700円近辺までが短期下値目安に。
一目均衡表では三役好転をキープ。基準線(8687)、転換線(8781)にサポートされての堅調推移で最高値更新再トライのチャンスをうかがう展開に。そうなれば三角保合い上方ブレイク後の上値トライ局面再開、10月安値(8048)から10月半ばの前回最高値(9078)までの上昇値幅(1030)を10月後半安値(8211)を起点に加算した水準、9241円辺りまでが意識される可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格12/8とチャート
2025年12月8日(月)時点の相場
国内金:23,000 円 12/8(月) ▲25(0.11%)
国内プラチナ:8,923 円 12/8(月) ▲31(0.35%)
NY金:4,243.0 ドル 12/5(金) +-0.0(0.00%)
NYプラチナ:1,660.5 ドル 12/5(金) ▼0.1(0.01%)
ドル円:155.36 円 12/5(金) ▲0.24(0.15%)
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