主要格付け会社によるソブリン格付け変更情報に関するトピックスの一覧です。
2013年2月
格付け会社フィッチ・レーティングスが5日、オランダの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げ。住宅価格の調整や銀行システムの問題などが懸念要因。格付けは「AAA」に据え置き。 6日(水)
米格付け会社ムーディーズは1日、クロアチアの格付けを「Baa3」から「Ba1」のジャンク級へと引き下げ。見通しは「安定的」。なお、クロアチアは7月にEU加盟予定。 1日(金)
2013年1月
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は29日、オーストリアの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。格付けは「AA+」で据え置き。S&Pは、オーストリア経済が引き続き欧州債務危機に耐え、同国政府が一段と厳格な財政緊縮と改革路線を堅持し、同国の銀行の資本状況が改善すると予想。 29日(火)
フィッチ・レーティングスは25日、キプロスの格付けを「BB-」から「B」へ引き下げ。同国政府が銀行部門に対し追加金融支援を実施する必要に迫られる可能性があるとしている。見通しも引き続き「ネガティブ」。 26日(土)
フィッチが23日、ベルギーの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。 24日(木)
スタンダード&プアーズ(S&P)が16日、マルタの格付けを「A-」から「BBB+」へ引き下げ、見通しは「安定的」。 16日(水)
スタンダード&プアーズ(S&P)は14日、最上級の「AAA」格付を付与しているフィンランドとルクセンブルクの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。ルクセンブルクの堅固な公的財政と国際収支の黒字、フィンランドについてはユーロ圏の債務危機によるリスクが抑制されていることを反映。 15日(火)
フィッチ・レーティングスが10日、南アフリカのソブリン格付けを「BBB+」から「BBB」に引き下げ。社会不安や政治的緊張が高まっていることに加え、政府の改革能力が欠如している点が理由。見通しは「安定的」。 11日(金)
ムーディーズ・インベスターズ・サービスが10日、キプロスの格付けを「B3」から「Caa3」へ3段階引き下げ。見通しは「ネガティブ」。国内銀行への資本増強の必要性が高まり、政府の債務負担増加見通しが理由。 11日(金)
2012年12月
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が20日、キプロスの格付けを「B」から「CCC+」に2段階引き下げ。見通しは「ネガティブ」。政府の資金調達環境が脆弱化するなか、トロイカとの支援策合意に達しない状況でデフォルトリスクが高まっていることが理由。 21日(金)
フィッチ・レーティングスが20日、ハンガリーの格付け「BB+」の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。財政赤字の削減と政府債務の安定化に向けての進展を指摘。 21日(金)
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は18日、ギリシャの長期債務格付けを「SD(選択的デフォルト)」から「B-」に引き上げ。見通しは「安定的」に。政府が民間投資家からの国債買い戻しを完了し、ユーロ圏財務相会合が追加融資を正式承認したこを反映。 19日(水)
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が14日、クロアチアのソブリン格付けを「BBB-」からジャンク級(投機的水準)となる「BB+」に引き下げ。見通しは「安定的」。同国の構造・財政改革が成長促進と国家財政をより持続的にするには不十分との指摘。 15日(土)
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が13日、イギリスの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げ。格付け「AAA」は据え置き。弱い経済成長と債務内容の悪化が理由で、政府債務の対GDP比率は2015年にかけて上昇する見通し。 14日(金)
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が5日、ギリシャの信用格付けを「CCC」から選択的デフォルト「SD」に引き下げ。 6日(木)
2012年11月
フィッチ・レーティングスが27日、アルゼンチンの格付けを「B」から「CC」に5段階引き下げ。見通しはネガティブ。2002年に発生したアルゼンチン国債のデフォルト(債務不履行)の際に再編に応じなかった債権者に対し、米連邦地裁が再編に応じた債権者と同様に支払いを命じる判決を下したことを受けて、デフォルトの可能性が高まった為。 28日(水)
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が23日、ハンガリーの長期債務格付けを「BB+」から「BB」に1段階引き下げ。見通しは安定的。「非正統的」な政策により中期的な成長が損なわれる可能性が理由。 24日(土)
フィッチ・レーティングスが21日、キプロスの格付けを「BB+」から「BBー」に2段階引き下げ。見通しはネガティブ。マクロ経済上の見通しの大幅な悪化が背景。 22日(木)
ムーディーズ・インベスターズ・サービスが19日、フランス国債の格付けを「Aaa」から1段階引き下げて「Aa1」に。見通しは引き続き「ネガティブ」。長期的な経済成長の先行きが複数の構造的課題から悪影響を受け、経済見通しの悪化に伴う財政見通しの不確実性を反映。 20日(火)
格付け会社フィッチ・レーティングスが14日、アイルランドの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げ。格付けは「BBB+」に据え置き。アイルランド政府が経済成長を損なわずに財政緊縮化を進めることに成功したことや、市場からの資金調達が可能になったことが要因。 15日(木)
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