出典:U.S.Geological Survey - Mineral Commodity Summaries 単位:トン
2023年、金の鉱山産出量は世界全体で3000トン。前年から-60トンで2年連続減、2014年(2990)以来、9年ぶりの低水準。過去最大となった2018-2019年の3300トンからは減少傾向。国別では17年連続シェア1位の中国は370トンで前年から-2トン。2位豪州(310トン)は前年比-4トン。同じく2位ロシアは2022年から変わらず。4位カナダ(200、前年比-6)、5位米国(170、-3)までの順位は前年から変わらず。6位にはカザフスタン(130、+15)、7位メキシコ(120、+-0)。8位インドネシア(110、+5)、9位南アフリカ(100、+11)とウズベキスタン(100、-4)。上位10カ国で世界全体の64.0%の金を産出。
2023年金産出量上位国と産出量(前年比)、シェアは以下のとおり。
1位:中国 370(-0.5%)12.3%
2位:豪州 310(-1.3%)10.3%
2位:ロシア 310(0.0%)10.3%
4位:カナダ 200(-2.9%)6.7%
5位:米国 170(-1.7%)5.7%
6位:カザフスタン 130(13.0%)4.3%
7位:メキシコ 120(0.0%)4.0%
8位:インドネシア 110(4.8%)3.7%
9位:南アフリカ 100(12.4%)3.3%
9位:ウズベキスタン 100(-3.8%)3.3%
11位以下はガーナ(90)、ペルー(90)、ブラジル(60)、ブルキナファソ(60)、マリ(50)、タンザニア(60)。上位16カ国で世界全体の78.0%の金を産出。
出典:U.S.Geological Survey - Mineral Commodity Summaries 単位:トン
2005年時点での世界一の金産出国は南アフリカで295トン、世界全体の12%を占めていました。しかし南アフリカの金産出量は年々減少し、2007年時点で世界一の座を中国に譲り、2018年には9位、2019年には12位まで転落(2021年は8位)、2020年の産出量は2005年の3分の1に減少。
2007年以降世界最大の金産出国となった中国は、2005年時点の225トンから右肩上がりの増産、2014年までに倍増。2017年には環境規制強化の影響で減少、2021年には329トン。2022年には372トンへと増加、2023年には370トン。
2位のオーストラリアは2013年から2020年までゆるやかに増加。ロシアは2018年の311トンでオーストラリアに急接近、2021年には逆転、2023年は豪州と並び2位。4位カナダは2011年から2018年まで増産傾向、2021年には223トンまで急増。2014年以降4位だった米国は2018年から減少傾向2021年には5位へ。
世界全体の年間産出量は、2009年まで2400トン前後で推移、2010年に2500トンを超えて増加傾向、2015年には3000トン超、2017年には3200トン超え、2018年の3300トンでいったん頭打ち。2019年の横ばいを経て2020年には新型コロナの影響もあり、3030トンへと大幅減。
2023年末時点で世界全体の金埋蔵量は、合計5万9000トン。1位はオースオラリアで12000トン、2位ロシアは11100トン、3位は南アフリカで5000トン、4位は中国と米国で3000トン、上位5カ国で世界全体の57.8%。6i位インドネシアは2600トン、7位にはブラジルの2400トン。以下カナダ、ペルー、ウズベキスタンまでがトップ10。
最終更新日:2024/5/7
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