ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が12日発表した11月のドイツ景況感指数(期待指数)は7.4。市場予想の13.2を下回り、10月からは-5.7の反落で2ヵ月ぶりの低水準。6ヵ月平均は22.10となり、7ヵ月ぶりの低水準。
ZEW景況感指数は、ドイツの民間調査会社である欧州経済研究センター(ZEW:Zentrum fur Europaische Wirtschaftsforschung)が発表する景況感指数です。 機関投資家、金融機関の調査部、市場関係者、アナリストなど約350名を対象に行う、向こう半年の景気見通しアンケートの調査結果を基に算出され、ユーロ圏の景気動向を見る上ではIFO景況指数に次いで注目度の高い指標です。
2008年のリーマンショック直後に大底をつけたZEW景況感指数は、IFO景況指数に比べて一足先にV字回復しています。 半年先の見通しとしては既に楽観的になっていたのでしょう。しかし、2009年秋、ギリシャの財政赤字発覚以降は景気見通しは下降線を辿ります。 2011年秋に反転し、2012年前半には上昇、夏場には再び下落、秋以降は上昇し始めています。
最近のZEW景況感指数の推移
※括弧内は6カ月移動平均
2024年11月:7.4(22.10)
2024年10月:13.1(28.72)
2024年9月:3.6(33.68)
2024年8月:19.2(38.37)
2024年7月:41.8(38.48)
2024年6月:47.5(34.05)
2024年5月:47.1(28.27)
2024年4月:42.9(22.05)
2024年3月:31.7(14.72)
2024年2月:19.9(7.53)
2024年1月:15.2(2.17)
2023年12月:12.8(-2.82)
2023年11月:9.8(-6.37)
最終更新日:2024/11/12
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