【注】平均購入単価は1gあたりの業者販売価格(税込)の月間平均。月間購入重量は月間積立額を1万円とした場合の推定購入グラム数。
2024年10月の平均購入単価は14275円。前月から+1226円、6ヵ月ぶりの急騰で過去最高値。月間購入重量は9月の0.7669gから0.7016gへと減少。
2010年、月間の平均購入単価が4,000円に満たなかった時期には、1万円あたりの1カ月の購入重量は2.6gから3g近くに達することもありました。平均購入単価が4,500円程度になると、2.2g前後が平均的な購入重量となります。2013年春は、国内金価格が過去最高水準に達した時期で、平均購入単価も一時5,000円を超え、購入量も2gを下回りました。2014年は平均購入単価4,500-4,600円前後、購入量は2.1g台での推移。
2015年は年初に国内金価格が高騰、平均購入単価は5000円を超え、購入量は2gを下回りましたが、年後半には価格は下落傾向となって購入量も2g超へ。2020年には過去最高値更新に伴い、平均購入単価は7000円超、購入重量は1.6g割れへ。
純金積立の場合、短期的な相場の上下動にこだわらず長期保有することが好ましく、ほったらかし運用が理想とも言えますが、長年運用を続け、そろそろ売却を検討しても良いかな?という時期になった場合、その実行時期を決定する際に悩んでしまうことも多々あります。
そもそも純金積立は、少額を毎月積み立てること自体に価値があり、長年継続することにより、それなりの額にはなります。トータル収支としては、利益が出れば儲けもの、という程度に考えておくべきです。
とは言え、既に含み利益がそれなりにある場合は良いですが、そうでない場合には決済時期に悩みます。そういう場合には、1カ月前よりも相場価格が上昇したら売る、今後3カ月以内に相場価格がいくら以上になったら売る(と同時にいくら以下になった場合でも売る)、あるいは何年何月に無条件に売る、などのルールを決めて徹底することが重要と言えます。