金プラチナ相場情報
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★金プラチナ短期相場観★

ブラジルの金保有倍増でも金価格は3ヶ月続落中
更新日:2012年12月22日(土)
売られ過ぎ状態が続く金はやや値を戻して週末を終えましたが週間ベースでは下落。11月26日の週から4週間連続での下落推移となりました。
この間、1,751.4ドルから1,660.1ドルまで91.3ドル、5.2%の下落となりました。
ブラジルやロシアなどの中央銀行が金の保有高を増やし、ブラジルでは8月から11月までで倍増させた、とも報道されています。
中央銀行の金保有高はここ数年増加傾向にありますが割合的にはまだわずか、宝飾品と投資関連とで需要の8割ほどを占め、投資需要が宝飾需要に追いつきそうな状況まで来ています。そんな投資マネーがやや売り傾向となれば、そう簡単には金価格も上昇できません。
ブラジル中央銀行が金を買い続けた今年後半、月間ベースで金価格は10月以降下落が続き、12月も下落中、3ヶ月続落濃厚な状況です。

NY金は4日ぶりの反発で1,660ドル台まで回復。下値ターゲット到達による反発に過ぎず、下落トレンドは継続。
当面の上方向抵抗線は1,720ドル。暫定サポートラインは1,640ドル。年末にかけての荒れ相場に警戒。
プラチナは5日続落で11月上旬以来の1,530ドル台に。クリスマス休暇による閑散相場で下落目標は1,490ドルも早々に達成してしまう可能性も。

2012年12月22日(土)時点の相場
国内金:4,648 円 12/21(金) ▼50(1.06%)
国内プラチナ:4,406 円 12/21(金) ▼86(1.91%)
NY金:1,660.1 ドル 12/21(金) ▲14.2(0.86%)
NYプラチナ:1,536.9 ドル 12/21(金) ▼9.3(0.60%)
ドル円:84.25 円 12/21(金) ▼0.13(0.15%)
→12/21(金)のその他主要マーケット指標

←米年末商戦は増税警戒とデフレの影響で意外と伸び悩み 12/25(火)
→米下院はプランBの採決中止でクリスマス休暇、財政の崖回避は年末へ 12/21(金)
→今年最後の日銀会合の日は為替も金もパーフェクトオーダー達成で相場反転リスクも 12/20(木)
→日銀はクリスマス緩和かお年玉緩和、米国ではクリスマス前か後か 12/19(水)

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