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★金プラチナ短期相場観★

ユーロに連動して下落警戒感高まる金相場
更新日:2013年11月06日(水)
5日深夜の米10月ISM非製造業景況指数が予想に反して上昇すると、ドルに対してユーロが売られました。このところ、ユーロ安ドル高が進みやすい傾向にあるようです。10月末に2年ぶり高値となる1ユーロ=1.3830ドル台までユーロ高ドル安が進行したところで流れが反転、5日終値では1.3470ドル台。この1周間余りで2.6%ほど急落しています。背景には、ユーロ高がユーロ圏の脆弱な景気回復を阻害するといったユーロ高牽制、金利引き下げ、追加緩和への思惑があります。

そのユーロと連動するように、NY金相場もドルに対して反落、10月末の1,350ドル近辺から1,308ドルまで、3%ほど急落しています。
ユーロドルとNY金相場の相関性を見ると、直近90日間の相関係数では0.305台と低いものの、直近30日間の相関係数は0.645台。この数値も10月末以降急騰し、ここ最近のユーロドルと金相場の短期相関関係の高まりを示します。

7日のECB理事会では、政策金利は据え置きが予想されるものの、ドラギ総裁の会見で今後の追加緩和示唆などハト派寄りの内容が示される可能性は十分にありそうです。そうなればユーロにとっての売り材料。ユーロ売りドル買いの流れが加速するようなら、金相場の下押し圧力も強まる可能性もありそうです。

NY金・日足チャート 2013/10/9 - 11/5NY市場、金相場は0.5%の反落。10月分のISM非製造業景況指数が予想を上回り、米ドルが小幅に急騰したタイミングで金は10ドルほど急落。短期的には上向きを維持していた流れも下方向へと転換。しかし、現在の1,300ドル近辺は10月も9月にもサポートラインを形成した下げ止まり易い水準。少し広めに見ると1,260ドル台から1,350ドル台の間でレンジ相場の様相。

プラチナは3日ぶりに0.43%の反落。やはり方向感喪失気味で1,430ドル台から1,480ドルのレンジで動き出しを窺う展開に。

ドル円は0.1%続落も様子見状態が継続。98円10銭台まで下げて経済指標の好結果を受けて98円60銭台まで急騰、結局98円台半ばに収束、終値での98円台は6日連続。98円80銭台の節目ブレイク待ちも継続。前週には97円60銭台の200日移動平均線にサポートされ、今週は98円50銭台の90日移動平均線との攻防が続く状態。
※参考:金プラチナ相場とドル円11/5 NY市場終値とチャート

国内、金価格は0.28%下げて3日続落。4,320円台から4,370円台の狭いレンジに集中する移動平均線の下限、21日移動平均線の位置する4,323円まで下落。ここを下抜けるとやや下方向への流れが強まり、4,230円台近辺までの下落リスクも高まることに。

プラチナは0.31%の反落。4,820円近辺の上値目標を目指す短期上昇トレンドの勢いも少し減速気味。4,750円台の90日移動平均線になんとかサポートされる状態でNY市場とドル円、いずれかの動き出しを待つ状態に。
※参考:金プラチナ国内価格11/6とチャート

2013年11月06日(水)時点の相場
国内金:4,323 円 11/6(水) ▼12(0.28%)
国内プラチナ:4,769 円 11/6(水) ▼15(0.31%)
NY金:1,308.1 ドル 11/5(火) ▼6.6(0.50%)
NYプラチナ:1,450.0 ドル 11/5(火) ▼6.2(0.43%)
ドル円:98.50 円 11/5(火) ▼0.10(0.10%)
→11/5(火)のその他主要マーケット指標

←ECB利下げ見送りは金の、最高値更新続くNYダウはプラチナのサポート材料に 11/07(木)
→精度高まるソロスチャートが示すドル円相場のレンジ推移 11/05(火)
→ドル高方向へと動き出しを試みる11月のドル円相場 11/02(土)
→NYダウとの連動性を高め始めたプラチナ相場 11/01(金)

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