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ウクライナ紛争終結とスコットランド独立の確率
更新日:2014年09月08日(月)
ウクライナと親ロシア派の停戦合意が伝えられた後も一部地域では戦闘が続き、ウクライナ側は停戦計画失敗なら戒厳令も、と予断を許さない状況が継続している様子。いったん停戦状態となったとしても、再び戦闘激化のリスクも残り、親ロシア派の動向、水面下で動くロシアの動向、ウクライナ東部の独立への動き、ウクライナの国家としての方向性、そしてクリミアは?
この地域が平静を取り戻すには、まだまだ時間を要することになりそうです。少なくとも地政学リスクとは呼べない程度まで落ち着く状態に戻ることを、ウクライナ紛争の終結とするならば、近いうち(年内、来年?)にウクライナ紛争が終結する確率は、五分五分?というところでしょうか。

一方、平和的な紛争が続く英国では、スコットランド独立の確率が急速に高まってきました。
次週、18日の住民投票を控え、つい最近までは劣勢だったはずの独立賛成派が勢いを増し、一部の世論調査では、独立賛成が51%、反対が49%とついに逆転。決めかねている人もおり、この数字が全てを反映している訳ではないものの、急速にスコットランド・リスクが台頭してきた様子です。
この報道を受けて、ポンドは対ドルでも対円でも100ポイント以上の急落となっています。

英国側としては、何がなんでも避けたいところ。もし、本当に独立するなら、ドル箱(ポンド箱?)の北海油田は?原子力潜水艦の基地は?通貨はポンド?ダメならユーロ?スコットランドとしてEUに加盟?・・・様々な問題を抱え、かなりの混乱が生じることになります。
何より、独立の実績を作ってしまうことは、スペインのカタルーニャ、ベルギーのオランダ圏など欧州各地の独立機運を後押しすることになってしまいます。
ポンドだけでなく、今でも弱いユーロにとってもさらなる売り材料に。

そして、スコットランドの動向は、ウクライナ東部の独立機運も後押ししてしまうことにもつながりかねません。
スコットランドが独立する確率は、今のところ表面的には・・・五分五分状態。

週明け8日の国内金価格は0.35%反発。4,570円から4,630円までのレンジ下限を下抜けようかという流れが巻き戻され、揉み合い継続の様相。9-21日移動平均線は重なり合って水平状態に、90日移動平均線は4,550円台での水平状態が1カ月以上継続し、レンジ相場継続を示す状況。

プラチナはわずか2円の上昇で小幅続伸。5,150円近辺の目標水準を目指し、ゆるやかな上昇トレンドが始まる可能性を示唆しながらも、5,060円台から5,100円付近までの小幅レンジを形成し始めた様子も。90日移動平均線はわずかに上昇基調を維持。
※参考:金プラチナ国内価格9/8とチャート

2014年09月08日(月)時点の相場
国内金:4,587 円 9/8(月) ▲16(0.35%)
国内プラチナ:5,093 円 9/8(月) ▲2(0.04%)
NY金:1,267.3 ドル 9/5(金) ▲0.8(0.06%)
NYプラチナ:1,411.0 ドル 9/5(金) ▲2.7(0.19%)
ドル円:105.06 円 9/5(金) ▼0.21(0.20%)
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