金プラチナ相場情報
Let's GOLD

★金プラチナ短期相場観★

28兆円への期待と現状維持で金急騰、プラチナは暴騰
更新日:2016年07月28日(木)
国内金プラチナ価格差 2016年7月28日日銀の追加緩和と28兆円とされる政府の経済対策への期待感からの円安と、米FOMCで年内利上げも示唆されなかったことによるNY金の急騰によって、国内金価格は急騰しました。
これに連れて急騰したプラチナは金を上回る暴騰となり、金とプラチナとの価格差が急縮小しています。

NY金とプラチナとの価格差は198.5ドルまで縮小。200ドル以下となるのは1月5日(188.4)以来、ほぼ7カ月ぶり。
国内金価格とプラチナとの価格差は746円まで縮小。800円未満となったのは1月6日以来、年初1月4日の712円以来、ほぼ7カ月ぶりに今年最小水準。

国内金価格とプラチナ価格との価格差のピークは今年3月4日の1221円。5月2日には821円まで縮小しましたが、その後再び急拡大すると、6月28日には1195円に。
国内金価格とプラチナ価格との価格差はダブルトップを形成し、今朝時点でそのネックライン821円を下抜けました。

国内金価格とプラチナ価格との価格差はトレンド転換を迎えた可能性も高まり、この流れが続いた場合、今後さらに400円程度の価格差が縮小する可能性もありそうです。

国内プラチナ価格も中長期的なトレンド転換が本格化し始めた可能性も高まることになりそうです。
ただし、目先は失望と期待はずれの円高による急失速にも警戒しなければなりません。

NY金・日足チャート 2016/6/27 - 7/2727日のNY金相場は0.45%の続伸。米6月耐久財受注が前月比-4.0%と市場予想の-1.4%を大きく下回り、5月分も下方修正されたことを受けて1320ドル付近から1320ドル台後半へと上昇。引け後のFOMCでは早期利上げ観測が後退したことで一時2週間ぶり高値水準となる1340ドル台前半まで上昇。今朝の時間外でも1330ドル台後半を維持し、保ち合い上限ブレイク濃厚の状態に。この水準を明朝まで維持できれば調整フェーズ終了で短期上昇トレンド再開の可能性が高まり、当面の上値目標水準としては7月6日終値での今年高値1367.1ドル付近。

NYプラチナ・日足チャート 2016/6/27 - 7/27NYプラチナ相場は2.66%の大幅続伸。米耐久財受注下振れをきっかけとした上昇局面で高値保ち合いレンジをブレイクし、1128ドルまで上昇。FOMC後にはさらに水準を切り上げて一時1144ドルまで上昇。終値でも昨年5月22日(1148.6)以来、1年2カ月ぶりの高値水準。前日比上昇率が2.5%を超えたのは今年12回め。7カ月で昨年1年間の6回の倍に達するハイペース。当面の上値目標1160ドル付近を目指す流れがスタートし、今朝時点でも1140ドル付近を維持。

ドル円・日足チャート 2016/6/28 - 7/27ドル円は0.73%の反発。東京市場では政府の経済対策報道を受けて105円台前半から一時106円50銭台まで急騰し、元の水準までの間での乱高下。105円台後半で迎えたFOMCでは直後に106円まで急騰後に反落、その後もジリジリと円高方向へと水準を切り下げて今朝には105円割れ。106円前半の節目突破は一時的となり、逆に円高方向への節目104円台半ばが意識される水準で日銀待ちへ。追加緩和で円安方向へと反発した場合には106円台前半の節目との攻防へ、超えると107円台後半へとさらに水準を切り上げる可能性。まさかの現状維持なら円高方向へと加速、経済対策期待を支えに103円付近までの円高でとどまるかどうか。円高リスクがさらに高まるようなら最大では101円付近も視野に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場7/27終値とチャート

28日の国内金価格は4日ぶりの反発で1.35%の大幅高。28兆円の経済対策期待による円安と現状維持のFOMCに予想以上の買い反応となったNY金の急騰が失速状態を下支え、短期上昇トレンド再開への望みをつないだ状態に。NY金高値再トライの展開が進行し、日銀への失望の円高、政府の経済対策への期待はずれの円高リスクが後退することになれば4860円の節目突破となり、当面の上値目標は4900円。下方向のサポートラインは4750円に切り上げ、割り込むようなことがあれば4700円割れも。

プラチナ価格は3.72%の大幅高となって3日続伸。昨年11月2日(4076)以来、ほぼ9カ月ぶりの高値水準に。前日比3.72%の急騰は昨年10月13日の4.01%以来。週末を前に予想外の急騰で高値保ち合いブレイクによる上値目安4020円前後をクリア。週明けに向けて円安が進行した場合には一段高となる可能性もあり、次の目安は4120円近辺。当面のサポートラインは3900円。
中期的には、1月と6月の安値で構成するダブルボトムのネックライン、5月高値3950円をを上抜けて加速した状態にあり、この夏プラチナは4400円超への可能性?が高まりつつある様子も。
※参考:金プラチナ国内価格7/28とチャート

2016年07月28日(木)時点の相場
国内金:4,818 円 7/28(木) ▲64(1.35%)
国内プラチナ:4,072 円 7/28(木) ▲146(3.72%)
NY金:1,326.7 ドル 7/27(水) ▲5.9(0.45%)
NYプラチナ:1,128.2 ドル 7/27(水) ▲29.2(2.66%)
ドル円:105.39 円 7/27(水) ▲0.76(0.73%)
→7/27(水)のその他主要マーケット指標

←ジャクソンホールも管轄地区、カンザスシティ連銀製造業活動指数 07/29(金)
→7月の米各地区連銀の製造業PMIは好不況の分かれ目0付近に収束 07/27(水)
→ビッグマック指数が示す日本のデフレと行き過ぎた円高 07/26(火)
→日銀金融政策決定会合後の国内金価格の値動き 07/25(月)

→ 最近よく読まれた記事
→ 明日の国内金プラチナ相場価格リアルタイム予想
→ PIVOT指数から見るNY金相場サポート&レジスタンスライン
→ PIVOT指数から見るNYプラチナ相場サポート&レジスタンスライン

トップページへ
金プラチナ短期相場観
金プラチナ価格予想
PIVOT指数
主要マーケット指標
地金相場週間推移
相場情報メール
年間高値安値
国債格付一覧
チャートギャラリー
相関性RANK
トレンドワード
純金積立
マーケットトピックス


★PCサイトはこちら★
★iPhone/スマホ★