更新日:2012年6月14日(木)
目前に迫ったギリシャの再選挙を控え、緊縮派VS反緊縮派の構図で緊張感高まる市場。
考えられるシナリオを想定してみます。
緊縮派の新民主主義党(ND)、反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)との一騎打ちのように見られますがいずれも一党での過半数獲得は困難な状況であり連立での過半数獲得を目指します。
1)緊縮派勝利・・・この1ヶ月間はなんだったのか?という雰囲気で落ち着きを取り戻しリスクオフ緩和へ。
2)反緊縮派勝利・・・ユーロとの緊縮条件見直し交渉がスタートし、6月末期限までの2週間、揉めに揉めて(この間は市場も一喜一憂で大荒れか)・・・
2-1)交渉決裂でユーロ離脱へ・・・現状、ユーロ離脱の規定がないのでギリシャは自発的に出て行くしかない。新ドラクマ暴落でユーロ建て債務の返済が困難になり国内企業は倒産続出。ユーロ圏はギリシャへの支援打ち切りでもう無駄金使わなくて良かった(という雰囲気に持っていくように仕向ける:周辺国への波及防止策として)、という空気が漂いはじめ、アク抜け感から相場も落ち着きを取り戻す。
2-2)交渉一部成立でユーロ残留へ・・・ギリシャ国民の8割がユーロ残留を望んでおり、緊縮策も一部妥協案で落ち着き、ギリシャ国民も渋々緊縮策を受け入れ、少しづつ落ち着きを取り戻し、相場のリスクも軽減。
確率的には1、2-2、2-1の順でしょうか。2-1の確率はかなり低いものと思われます。
いずれにしてもギリシャ問題は一段落、というシナリオですが・・・
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2012年6月14日(木)時点の相場
国内金:4,296 円 6/14(木) ▲9(0.21%)
国内プラチナ:3,877 円 6/14(木) ▲1(0.03%)
NY金:1,619.4 ドル 6/13(水) ▲5.6(0.35%)
NYプラチナ:1,466.8 ドル 6/13(水) ▲12.4(0.85%)
ドル円:79.47 円 6/13(水) ▼0.04(0.05%)
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