更新日：2012年6月27日(水)
28、29日のEU首脳会議に向けて、EUのファンロンパイ大統領はECBのドラギ総裁などとも協力し、金融・財政統合に向けた工程表を作成、中期的にはユーロ共同債を盛り込む形で素案をまとめた。
フランス、イタリア、スペインも支持するユーロ圏の共同債構想、ドイツのメルケル首相はユーロ共同債を改めて全否定。
週末のEUサミットへの期待は薄れるばかり。
イタリアでも経営難に陥る国内３位行への公的融資の実施を決定。
政治的しがらみから遅々として進まない債務危機対応を横目に、財政危機、金融危機は着々と進んでいる。
NY金は反落で1,520ドル付近までの下落リスクを抱え、下落圧力もやや上昇。
国内価格もモメンタムは下落転換で4,030円付近を目指す展開に。
プラチナも反落でレンジ下限の1,420ドル台に。下落優勢のシグナルも出ており、ここを割れると1,400ドル台を大きく割れるリスクも浮上か。
国内価格は上値目標最大4,100円台は消滅、第一サポートラインの3,780円付近でとどまれるかどうか。その下のサポートライン3,680円前後までの下落も視野に入ってきた。
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2012年6月27日(水)時点の相場
国内金：4,178 円 6/27(水) ▼56(1.32％)
国内プラチナ：3,794 円 6/27(水) ▼62(1.61％)
NY金：1,574.9 ﾄﾞﾙ 6/26(火) ▼13.5(0.85％)
NYプラチナ：1,426.8 ﾄﾞﾙ 6/26(火) ▼12.6(0.88％)
ドル円：79.52 円 6/26(火) ▼0.15(0.18％)