更新日:2012年9月13日(木)
フランスがスペインに対して、ESMへ支援を要請するよう働きかけているようです。
ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が先週、無制限の国債購入計画OMTをを発表したことで、ひとまずスペイン10年債の利回りは低下しているものの、この状態がいつまで続くのか、という不安は拭えない状況。
さらに、昨日のドイツ連邦憲法裁判所によるESM(欧州安定メカニズム)の合憲判断により、ESM稼働のメドが立ち、OMT(アウトライト・マネタリー・トランザクションズ)への障害が取り除かれた形です。
あと必要なのは、支援を望む側が正式に支援要請を行うこと。
しかし、これには財政再建に向けた条件が付加されます。ラホイ首相が躊躇する理由はこの「条件付加」の部分。
スペイン国内では自治州の財政危機が続き、カタルーニャ州では中央政府への不満を訴える大規模デモも発生しているようです。
スペイン救済に向けたパスはECBのドラギ総裁からスペインのラホイ首相へと渡りました。
あとはラホイ首相がESMへのラストパスを通せるのかどうか・・・
NY市場、金は今週ここまで3日間1,730ドル台での小動きが続きます。本日深夜のFOMCで動意付く可能性は徐々に高まってきているようです。サポートラインは1,650ドル、上方向の節目は今年高値圏となる1,790ドル。一気に1,800ドルの大台超えも。
プラチナは上昇がとまりません。9月5日の1,560ドル台の時点で上昇ターゲットを1,670ドル付近としていましたが、約1週間でターゲット近くまで上昇してきました。本日は金が上昇すれば連れ高となる可能性も高いですが、値動きが荒くなる可能性にも要注意です。サポートラインは1,500ドル。
国内金価格は小幅に3日続落で押し目形成。上昇目標4,600円、下値サポート4,350円。
プラチナは2.4%の大幅上昇で4,300円手前。上値目標は4,400円台前半。サポートライン3,970円。
※相場の節目やターゲットについてはこちらのチャート:本日の金価格、プラチナ価格とチャート9/13も参考にご覧ください。
2012年9月13日(木)時点の相場
国内金:4,498 円 9/13(木) ▼6(0.13%)
国内プラチナ:4,291 円 9/13(木) ▲100(2.39%)
NY金:1,733.7 ドル 9/12(水) ▼1.2(0.07%)
NYプラチナ:1,649.6 ドル 9/12(水) ▲42.6(2.65%)
ドル円:77.85 円 9/12(水) ▲0.09(0.11%)
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