更新日:2012年10月18日(木)
中国国家統計局が発表した7-9月期のGDP成長率は前年同期比で+7.4%で市場予想どおりの結果となりました。同時に発表された9月の鉱工業生産や小売売上高が市場予想をやや上回ったこともあり、為替市場などではややリスク選好の流れ、中国経済の状況が大きく影響する豪ドルなどが買われ、円売り傾向がやや強まっている状況です。
この中国のGDP、前回の7.6%からも低下しており、7四半期連続での減速となっています。通年ベースでも7%後半にとどまるとの予想が多く、中国政府が「保八」としてことあるごとに強調し、長年の目標としていた8%を13年ぶりに下回る可能性が高まってきました。
来月には最高指導部が交代する共産党大会が予定されており、新指導部にもアゲンストの風が吹き始めているようです。
NY市場、金は小幅続伸も1,750ドル付近で小動き。下値ターゲットが1,700ドルをやや割れる可能性継続、トレンドは下落。
プラチナも続伸で1,620ドルから1,725ドルのレンジ半ばまで持ち直し。ただ、トレンドはまだ下落。
国内、金も小幅続伸で上方向の節目4,640円に迫る状況。但しトレンドはまだ下落中で4,400円の下値ターゲットへの可能性も残ります。
プラチナは3日続伸。こちらもレジスタンスラインの4,430円が目前。4,220円のターゲットと下落トレンドは維持。
ドル円が8月後半以降続いた79円手前のレンジ上限をブレイクしたことで、円安方向に大きく進む可能性が浮上。最大82円台半ばまでの可能性も。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/18
2012年10月18日(木)時点の相場
国内金:4,623 円 10/18(木) ▲13(0.28%)
国内プラチナ:4,419 円 10/18(木) ▲60(1.38%)
NY金:1,753.0 ドル 10/17(水) ▲6.7(0.38%)
NYプラチナ:1,670.5 ドル 10/17(水) ▲25.3(1.54%)
ドル円:78.93 円 10/17(水) ▲0.05(0.06%)
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