更新日:2012年10月24日(水)
英国金融大手HSBCが発表する中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)の10月数値が49.1と発表され、9月の47.9から上昇しました。
米企業四半期決算の不調などで欧米株などの大幅下落が続くなか、今や欧米と並び世界各国の景気へ影響を及ぼす中国の経済指標の好結果でリスク回避の流れが一服となるのでしょうか。
先週発表された中国の7-9月期GDPは7.4%増と成長鈍化が懸念されていますが、実際の数値はもっと低いのではないか?という疑いの声も聞かれるようです。中国政府が発表する統計数字の精度への不信感や11月8日の共産党大会での政権交代を控える時期でもあり、その信頼性は低いのかもしれません。
今回のPMIの数値は民間による発表で、中小企業の状況をより反映しているとの評価もあり、信用できそうですが・・・
NY市場、金は1%弱の下落で1,700ドルの節目割れ間近。1,690ドル台までもう一押しの可能性は高そう。1,700ドルを割れると割安感からの買いも復活か。1,750ドルが上値抵抗線。
4日続落のプラチナは2.27%の大幅下落、一時1,572ドル安値でターゲットの1,570ドルに到達。この1週間で約100ドル程下落したプラチナはやや売られ過ぎ感もあるものの売り圧力はまだまだ大きい状態。上値の節目は先週高値の1,670ドル。
国内、金は4,500円台後半から4,600円近辺でのレンジ相場の状態となってきました。短期トレンドは下落中で下値目標4,400円の可能性もまだ残ります。
プラチナは大幅反落で4,220円の下値ターゲットに到達。こちらも下落圧力がまだ大きい状態が続きます。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート10/24
2012年10月24日(水)時点の相場
国内金:4,573 円 10/24(水) ▼42(0.91%)
国内プラチナ:4,220 円 10/24(水) ▼98(2.27%)
NY金:1,709.4 ドル 10/23(火) ▼16.9(0.98%)
NYプラチナ:1,575.6 ドル 10/23(火) ▼36.6(2.27%)
ドル円:79.85 円 10/23(火) ▼0.09(0.11%)
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