更新日:2012年12月10日(月)
毎年12月12日「漢字の日」に清水寺で発表される、その年をイメージする漢字。今年のイメージは、転換の「転」でどうでしょう。
日本の政局も民主党政治の停滞から解散総選挙が決まり、新たな政党を含めた選挙戦では、新政権による新たな政治への転換が期待されます。
その選挙戦でも重要な争点となっている原発問題、脱原発へと、エネルギー戦略の転換の年となりそうです。
長期間続く景気低迷の主要因のひとつ、円高が是正されつつあり、円安への転換の年となる可能性も高まっています。
日本の貿易黒字は今年、貿易赤字へと転換してしまいました。
欧州債務危機もギリシャのユーロ離脱懸念やスペイン不安などでユーロ崩壊か?などと騒ぎ立てられましたが、少しづつ危機感も収まりつつあり、危機回避に向けての転換点を過ぎた年となるのかもしれません。
米国経済も低迷期から回復期への転換点となり、中国では逆に一本調子の経済成長に鈍化が見られ、その勢いはやや緩やかな流れへと転換し始めました。
そして金相場も史上最高値を更新し続けた昨年までの強力な上昇トレンドから今年、横ばい推移となるレンジ相場への転換点となりつつあります。
週明けの国内金価格は3営業日続伸となり、下落基調のなかでもやや反発傾向を強める展開に。下値サポートラインは4,640円。上値抵抗線は4,830円。
同じく3営業日続伸のプラチナはレンジ上限の4,470円に迫る勢いで上昇バイアスも再び拡大傾向。レンジ下限のサポートラインは4,350円。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート12/10
2012年12月10日(月)時点の相場
国内金:4,697 円 12/10(月) ▲10(0.21%)
国内プラチナ:4,445 円 12/10(月) ▲30(0.68%)
NY金:1,705.5 ドル 12/7(金) ▲3.7(0.22%)
NYプラチナ:1,607.0 ドル 12/7(金) ▲6.3(0.39%)
ドル円:82.48 円 12/7(金) ▲0.07(0.08%)
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