更新日:2013年1月21日(月)
近年まれに見る注目度となりつつある日銀の金融政策決定会合。安倍政権発足後、初の日銀会合で、どこまで具体策を盛り込むのか、明日22日午後の白川総裁の会見への市場関係者の注目度は過去最大で最後の注目度となりそうです。ここまで期待先行で進んできた株高円安の流れ、噂で買って事実で売る展開となるのか、噂で買って事実でも買う展開となるのか、明日午後の相場展開にも注目が集まります。
ドル円相場は、2010年高値の94円79銭から、2011年10月末、75円57銭の史上最安値まで20円弱もの円高となり、今、その値幅の76.2%分程円安方向に上昇し、90円台前半に達しています。(現時点ではやや調整が入って89円台後半ですが)少し長めの円安方向の節目としては100%ラインの94円90銭台、下方向への節目としては61.8%ラインの87円50銭台が意識されます。
日銀と政府の共同文書で物価目標2%、10兆円の買入基金増額は既に織り込み済みで、国債買入の上限や期限を定めないオープンエンドとするのか、当座預金への付利撤廃は?サプライズがあれば今後、ドル円が100%ラインへ向かう可能性は高まりそうです。サプライズがなければ61.8%ライン辺りを目指していったん調整の可能性も。
週明け国内金価格は5,060円台のターゲット到達後の小動き。NY金のボラティリティ低下により、週前半は日銀・金融政策決定会合待ちのドル円の動きに追随する形に。
プラチナは8日ぶりの反落となったものの調整とは呼べないレベル。この水準からさらに上を目指すのなら、もう少ししっかりとした調整が必要。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/21
2013年1月21日(月)時点の相場
国内金:5,063 円 1/21(月) ▲2(0.04%)
国内プラチナ:5,046 円 1/21(月) ▼21(0.41%)
NY金:1,687.0 ドル 1/18(金) ▼3.8(0.22%)
NYプラチナ:1,674.0 ドル 1/18(金) ▼26.5(1.56%)
ドル円:90.05 円 1/18(金) ▲0.18(0.20%)
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