更新日:2013年2月19日(火)
昨年11月以来、市場の注目を集める日本の政権、政策動向、ここに関わる要人発言やニュースの見出しに敏感に反応を続ける為替市場や株式市場は「ヘッドライン相場」と言われます。
年明けまでは円安株高を後押しするような一方的なヘッドラインが続き、円安株高へと相場も一方的に。為替の適正レートにまで言及する日本の要人発言に対して海外要人からは牽制発言が。エスカレートする要人発言合戦は通貨安戦争と言われ、G7、G20を経て一応の決着に。
偏り過ぎた発言はやや修正された形で、相場も為替はドル円で93円台を中心とする揉み合い、日経平均も11,000円台前半での揉み合いに。
しかし、昨日の安倍首相の「外債購入」発言に円安へと反応した為替は今朝の麻生財務相の「外債購入しない」発言で円高へ。
月内提示と見られる「政府の意思を示す」日銀総裁人事、どんなヘッドラインが飛び出すか、注目度の高まりとともにヘッドライン相場はまだまだ続きそうです。
18日のNY市場はプレジデンツデーの祝日で休場。
国内、金価格はわずかに下落で7営業日続落。2月初旬には一時10%にまで達していた90日移動平均乖離率も今や5%台まで低下し、過熱感はもう十分に解消済み。反転上昇への準備は完了、という状態ではあるものの・・・。下方向の節目は5,000円、上方向は5,240円。
プラチナは小幅反発も流れは下方向。90日移動平均線との乖離率はピークの20%からは随分低下したものの15.6%とまだまだ買われ過ぎ。5,220円前後まで下落の可能性。
※参考:金プラチナ国内価格2/19とチャート
2013年2月19日(火)時点の相場
国内金:5,053 円 2/19(火) ▼5(0.10%)
国内プラチナ:5,317 円 2/19(火) ▲16(0.30%)
NY金:1,609.5 ドル 2/15(金) ▼26.0(1.59%)
NYプラチナ:1,677.7 ドル 2/15(金) ▼33.2(1.94%)
ドル円:93.96 円 2/15(金) ▲0.43(0.46%)
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