更新日:2013年3月6日(水)
日銀の次期体制も整いつつあり、緩和策拡大への期待が高まり、日経平均も4日続伸で4年5ヶ月ぶりの高値でリーマンショック後の高値を更新。さらに上昇が続く勢いですが、株高の流れは世界連鎖の様相。NYダウが5年5ヶ月ぶりに史上最高値を更新、ドイツDAXも昨年来高値更新、英FTSEは5年2ヶ月ぶりの高値更新。
米FRBのの緩和解除懸念後退や好調な米国経済指標に支えられてリスクオンの流れが加速しています。
株価の上昇に対して為替は小動きの状態が続きます。少し前までの、リスクオンによる円売りの流れも進まず、ドル円相場は昨年末以来の流れが完全に止まったようです。
ドルの小動きに合わせるかのように金も小動きに。こちらはドル円とは逆に下げ止まりの可能性も。
金融緩和継続の流れだけでは金の買い材料とはならなくなってきたようですが、中央銀行などの金現物需要と合わせて下げ止まりのサポート材料にはなっているようです。
韓国中銀でも2月の金保有量を拡大したようです。外貨準備の分散化を目的とした各国中央銀行の金保有量の拡大の流れは今年も続きそうです。長期保有となる公的機関による買いは、相場のサポート材料として、じわじわと効き目を発揮することになりそうです。
NY市場、金はほぼ横這い推移の2日続伸で4営業日連続の1,570ドル台。下げ止まりのようにも見えるものの、ドルが小動きになっている影響も。再びドル買いの流れが強まると、売られるのは円と金。1,500ドル前半から1,500ドル割れ辺りまでの下落リスクはまだ残ります。
プラチナは6日ぶりの反発。下落ターゲットの1,500ドル台半ばに対しては、やや消化不良の感もあるものの再び1,600ドルの大台、1,614ドル付近に位置する90日移動平均線への回帰の動きも。そして1,620ドルを超えてくるようなら流れも変わりそう。ちょうど週間PIVOT指数のレジスタンスライン1の1,619.7ドル付近。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場3/5終値とチャート
国内、金は小動きで2月末以降の小さな三角保ち合いを形成中。まだ下落バイアスのほうが優勢で4,820円付近の下落ターゲットが意識されるものの、保ち合い上方ブレイクで流れが変わる、、、こともあり得るようなチャートにはなってきましたが・・・。
プラチナは大幅反発で一足先に小さな保ち合いを上方ブレイク。5,100円近くまで上値余地拡大。しかし流れとしては短期下落トレンドを抜け切れていない状況なだけに、目標到達は簡単ではなさそう。
※参考:金プラチナ国内価格3/6とチャート
2013年3月6日(水)時点の相場
国内金:4,914 円 3/6(水) ▲1(0.02%)
国内プラチナ:4,989 円 3/6(水) ▲64(1.30%)
NY金:1,574.9 ドル 3/5(火) ▲2.5(0.16%)
NYプラチナ:1,585.7 ドル 3/5(火) ▲19.5(1.25%)
ドル円:93.29 円 3/5(火) ▼0.17(0.19%)
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