更新日:2013年7月1日(月)
今朝ほど発表された日銀短観では、4-6月期の大企業製造業の業況判断指数が前期の-8から+4へと大幅に改善。日本国内の景気改善傾向が少しづつでも進んでいることが鮮明に。大企業製造業の想定為替レートは3月の85円22銭から今回は91円20銭に。慎重姿勢は見られるものの、ここでも円安傾向が鮮明に。
しかし、プラス圏でスタートした東京株式市場は徐々に下落へ。
シャドーバンキング問題で揺れる中国の業況判断指数、6月分の製造業PMIも発表され、国家統計局発表値では前月の50.8から50.1へと低下。今年2月以来の水準となり、景気拡大・縮小の分岐点となる50割れ寸前の状態が続いています。金融市場の流動性逼迫なども影響している模様です。
国家統計局の数値より信頼性が高いとも言われるHSBC(香港上海銀行)の製造業PMIも発表され、こちらは既に5月分から50を割れており、6月分は速報値から下方修正、昨年9月以来の水準に落ち込んでおり、低下傾向が鮮明に。
中国の景気減速はまだまだ続きそうです。
週明けの国内、金価格は3.5%の大幅反発。ドル円の円安傾向は継続見込めそうな状況ながら、NY市場の反発は一時的の可能性も高く、国内価格がこのまま反発傾向が続く可能性はかなり低め。当面の最大下落メド3,850円台はまだ有効、上方向の節目4,280円を超えることが出来れば下値リスクも一旦消滅。
プラチナも3%の大幅続伸。下押し圧力はまだ残るものの下値目標は一旦消滅、上方向の節目をブレイクしたことで上昇シグナル点灯。当面の目標は4,600円付近。サポートラインは4,300円。
※参考:金プラチナ国内価格7/1とチャート
2013年7月1日(月)時点の相場
国内金:4,116 円 7/1(月) ▲138(3.47%)
国内プラチナ:4,465 円 7/1(月) ▲131(3.02%)
NY金:1,223.7 ドル 6/28(金) ▲12.1(1.00%)
NYプラチナ:1,336.9 ドル 6/28(金) ▲11.7(0.88%)
ドル円:99.20 円 6/28(金) ▲0.86(0.88%)
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