更新日:2014年4月28日(月)
本日を含めてあと3日を残す4月のドル円相場の月間値幅はここまで2.78円。20ヶ月間の平均4.06円に対して大きく下回ります。
この状態は今年2月から続き、限界点とみられる3ヶ月めに入っています。
月間値幅をその月の始値で割ると2.7%。これを月間変動率として、20ヶ月平均4.32%との乖離率は-37.6%。
過去の月間値幅と変動率、20ヶ月平均との乖離率を見ると、
2014年
4月:2.78円(2.70%)-37.6%
3月:2.55円(2.52%)-41.5%
2月:2.07円(2.04%)-52.8%
1月:3.69円(3.50%)-20.4%
2013年
12月:3.79円(3.70%)-15.4%
11月:4.99円(5.08%)+15.3%
10月:2.43円(2.47%)-43.4%
9月:3.12円(3.17%)-31.7%
8月:4.14円(4.23%)-8.0%
7月:3.95円(3.98%)-10.9%
6月:6.93円(6.90%)+55.8%
5月:6.71円(6.89%)+58.9%
4月:7.38円(7.83%)+90.7%
3月:4.26円(4.60%)+15.4%
・・・
月間変動率と20ヶ月移動平均との乖離率がプラス30%を超えるような大幅変動、マイナス30%を超えるような小動きの状態は2ヶ月、もしくは3ヶ月までしか継続していません。
この法則性は、昨年、一昨年の円安基調スタート時期、その前の円高ピークの時期はもちろん、2009年まで遡っても成立しています。
唯一の例外としては、2008年10月の乖離率+192.6%から2009年2月の+79.3%まで5ヶ月間継続しました。
世界的金融危機となった波乱の時期以降、平常時と言える最近の状況からすると、5月にはドル円相場が動き出し、20ヶ月平均となる4円程度の値動きとなる可能性は非常に高い、と言えそうです。
そのきっかけとなる1週間がスタートしているかもしれません。
週明けの国内金価格は0.73%上昇し2営業日続伸。4月16日時点で4,580円のサポートラインを下抜けた後、下方向への勢いはそれほど加速せず、4月24日の4,529円まで下げたところで反転、再び2週間前のサポートライン4,580円台を回復。直近のレジスタンスライン4,600円も目前に迫り、ここも上抜けるようなら流れも好転する可能性。超えられなければ最大4,440円近辺までの下落リスクも継続。
プラチナも0.87%の大幅上昇で2日続伸。しかし4月前半のレンジ5,020-5,120円にはまだ届かず、当面のレジスタンスは5,120円、下方向は4,940円が軽めのサポートラインとなり、ここを抜けると下値目標水準4,850円に向けての流れが加速。
※参考:金プラチナ国内価格4/28とチャート
2014年4月28日(月)時点の相場
国内金:4,584 円 4/28(月) ▲33(0.73%)
国内プラチナ:5,004 円 4/28(月) ▲43(0.87%)
NY金:1,300.8 ドル 4/25(金) ▲10.2(0.79%)
NYプラチナ:1,424.3 ドル 4/25(金) ▲14.7(1.04%)
ドル円:102.15 円 4/25(金) ▼0.16(0.16%)
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