更新日:2018年2月19日(月)
週足の一目均衡表で見る国内金価格は転換線(5033)と基準線(4993)を下抜けて一役逆転。26週前の遅行線は4850円台から5000円台へと急騰した週にぶつかり、次週にかけて大幅急騰しない限り二役逆転濃厚。唯一好転状態を維持している雲の上限は4809円。ただしこれも次週4875円、3週間後には4900円台へと急上昇。逆に言えば厚みも増しつつある雲が今後のサポート帯として作用するかもしれません。
また、2016年後半から続く上昇チャネルの下限を割り込むのは2度めとなり、上昇角度を緩めて引き直した上昇チャネルでは下限付近。雲の上限と合わせ、4900円台前半の水準が当面のサポート水準となる可能性もありそうです。
中期上昇トレンドが続く限り、国内金価格の調整は最終局面を迎えていることになりそうです。
ただし、4900円を割り込むような展開となれば、さらに大きく値を下げる可能性もあり、今度は中期上昇トレンドの最終局面が警戒されることになります。
19日朝、NY時間外の金は1350ドル付近、為替ドル円は106円20-30銭で静かな週明け。国内金価格は0.22%の続落となり、12月21日(4938)以来、2カ月ぶりの安値水準。4950円のサポート水準下抜けは一時的な行き過ぎではなかったことになり、もう一段下値を模索する展開も予想され、当面の下値目安は4900円近辺まで。中長期サポートラインとなっている200日移動平均線(4919)辺りでサポートされる可能性も。上方向へは4980円が抵抗線、これを上抜けると流れが変わる可能性も高まり、5000円台回復トライへ。
国内プラチナ価格は2016年10月安値と2017年2月高値を起点とする三角保ち合いを形成していましたが、昨年末に大きく下抜けた後、年初には大きく上抜け。乱高下となって再び下値サポートラインに支えられて反発した状態です。週足・一目均衡表では転換線(3706)と基準線(3632)との間に位置し、遅行線は26週前の価格帯との揉み合い状態、そして薄くなった雲(3672-3691)の中での攻防状態。
中期トレンドは中立水準にあり、上下動を繰り返しながらも横ばい推移の状態となっています。
今後、3800円台前半へと上値を伸ばす可能性もありそうですが、3600円台前半へと反落するようなら、昨年末のような急落局面を形成する可能性もあり、中期トレンドが崩れ始める可能性も警戒されることにもなりそうです。
プラチナ価格は0.63%の反発。NY時間外のプラチナは節目の1010ドル付近で攻防中、この水準を維持できれば一段高の展開も予想され、国内価格をサポート。昨年までは抵抗線となっていた90-200日移動平均線にサポートされての反発基調が続き、短期的な下方圧力も徐々に緩和。21日移動平均線(3734)を超えることができるかどうかが地合い好転への目安に。
※参考:金プラチナ国内価格2/19とチャート
2018年2月19日(月)時点の相場
国内金:4,938 円 2/19(月) ▼11(0.22%)
国内プラチナ:3,683 円 2/19(月) ▲23(0.63%)
NY金:1,356.2 ドル 2/16(金) ▲0.9(0.07%)
NYプラチナ:1,012.3 ドル 2/16(金) ▲11.2(1.12%)
ドル円:106.30 円 2/16(金) ▲0.17(0.16%)
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