更新日:2021年3月29日(月)
3月最終週の週明け、時間外のNY金は週末の1730ドル台前半からわずかに軟調、1730ドル維持をかけての攻防状態でスタート。NYプラチナは週末引け後に1190ドルまで急騰していた状態から若干巻き戻して1180ドル台前半へ。為替は週末の1ドル=109円60銭台から109円80銭近辺まで小幅円安スタート後に109円60銭台へと巻き戻し。
29日の国内金価格は+36円、0.54%の反発。3月18日(6679)以来、10日ぶりの高値。6570円から6640円台までの保ち合いレンジ上限でいったん上値を押さえられた形に。くじらまく状態で上げ渋るNY金の状態を反映した格好にも。ただし今年安値となった3月5日からの反発局面サポートライン割れから復帰への動きとなり、9日移動平均線(6629)も上抜け。あと少し水準を切り上げて保ち合い上抜けとなれば、年初以来となる90日移動平均線(6714)超えも視野に、その年初高値(7016)から3月安値(6413)までの半値戻し(6715)が上値目標に。逆に下方向に6570円を割れると流れは逆転、一段安の展開となって6500円割れ、6480円付近までが下値目安にも。
日足一目均衡表では、基準線(6566)の上で推移する転換線(6627)を上抜け、遅行線は相対する価格水準6611を上抜けて二役好転。雲の下限は月末まで6688円、4月第2週には6600円台前半へ。月末にかけては短期上昇トレンド維持をかけた攻防とともに、昨年8月7日を起点とする中期下落トレンドの上値抵抗線との、8ヵ月めの下落トレンド脱出をかけた攻防へ。
なお月間騰落状況で3月は昨年まで7年連続の下落となっており、今年も3月は厳しい展開が続いたものの足下の上昇局面でようやく2月末の6604円を上回ったところ。月末まで残り2日、3月の8年連続下落回避をかけた攻防にも。
プラチナ価格は+117円、2.65%の大幅反発。3月19日(4580)以来、10日ぶりの高値となり、21日移動平均線(4475)と9日移動平均線(4517)をまとめて上抜け。4340円程度まで一段安の可能性もあった状態からは大きく切り返す形となり、11月以降の上昇トレンドの下値サポートライン割れ回避へと向かう形に。短期的には4450円台の節目を上抜けたことによる上値目標4540円台辺りまで、若干の上昇余地も。
日足一目均衡表では、基準線(4484)を上回る転換線(4522)をわずかに上抜け、雲の上限(4376)を上回る状態を維持して二役好転。仮に現状水準で横ばい推移が続いた場合、遅行線は1週間後には価格ラインを上抜けて三役逆転へ。そうなった場合、昨年11月12日を起点とする下値サポートラインを維持することにもなり、上昇トレンド5ヵ月超をかけた攻防にも。
プラチナ価格も3月は昨年まで4年連続下落。今朝時点でなんとか2月末の4503円を超えてプラス転換。5年連続下落回避をかけた攻防へ。
※参考:金プラチナ国内価格3/29とチャート
2021年3月29日(月)時点の相場
国内金:6,644 円 3/29(月) ▲36(0.54%)
国内プラチナ:4,524 円 3/29(月) ▲117(2.65%)
NY金:1,732.3 ドル 3/26(金) ▲7.2(0.42%)
NYプラチナ:1,177.9 ドル 3/26(金) ▲23.7(2.05%)
ドル円:109.67 円 3/26(金) ▲0.50(0.46%)
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