更新日:2022年9月12日(月)
国内金価格は日足・一目均衡表で三役好転。ダブルトップの2つめの頂点、6月高値(8859)から上値を切り下げてきたレジスタンスラインを9月に入って上抜けると、複数の節目が集中した水準をまとめて突破。6月高値から8月安値(8168)までの半値戻し(8514)を先週半ばに上抜けると8日には8698円まで急騰。76.4%戻し(8696)も達成しての反落状態に。円安調整後の状況次第では、9月高値更新へと向かう可能性も想定され、半値戻しは全値戻しトライへ、最高値圏再トライへと向かう可能性も否定できません。
12日の国内金価格は-37円、0.43%の続落。週末に反発したNY金は週明け時間外に節目の1730ドル回復トライにいったん失敗も小幅揉み合い状態、先週半ばに145円近辺まで上昇したドル円は週末に141円半ばまで3円50銭の大幅調整後に142円半ばへと反発、週明け東京市場朝には142円30銭台から80銭台へとドル高円安方向へと反発の兆しでスタート。ドル円の調整分だけ下げた格好の国内金価格は、円安再開にサポートされるようなら8月以降の上昇トレンド継続の可能性も残る状況か。しかし円安基調一服の兆しも見られる現状からは調整の動きが優勢となる可能性、もしくは高値圏での頭打ちとなって保ち合い傾向へ、といった展開にも。
短期的には8月安値(8168)から9月高値(8698)の38.2%戻し(8496)、8500円近辺までが調整目安に。8700円超へと切り返すことができれば6月末高値圏8740円台から8750円程度までが短期上値目標に。
国内プラチナ価格も三役好転。厳密には転換線(4220)が基準線(4257)を下回る状態の為、不完全。完全な強気相場となりきれず、雲の上限(4376)を上抜けたところで失速し、6月高値を起点とした上値抵抗線にもぶつかってストップ。6月高値と9月安値(4052)の半値戻し(4367)達成と同時に失速した状態に。プラチナ価格の半値戻しは全値戻しとなり、戻り局面終了の可能性との攻防局面を迎えているかもしれません。
12日のプラチナ価格は-10円、0.23%安となって6日ぶりの反落。先週末まで5連騰のNYプラチナが880ドルの節目近辺に到達し、週明け時間外には870ドル台前半でやや軟調気味となっている状態も重石に。ほぼ水平状態の90日移動平均線(4288)を上抜けて一段高となった国内プラチナ価格は、6月高値と8月高値を結ぶ上値抵抗線付近に到達し、4400円近辺までの強めの抵抗水準に上値を押さえられた格好。8月高値(4462)から9月安値(4052)の76.4%戻し(4365)達成後の反落にもなり、短期的には61.8%戻し(4305)程度までの調整も。
※参考:金プラチナ国内価格9/12とチャート
2022年9月12日(月)時点の相場
国内金:8,605 円 9/12(月) ▼37(0.43%)
国内プラチナ:4,377 円 9/12(月) ▼10(0.23%)
NY金:1,728.6 ドル 9/9(金) ▲8.4(0.49%)
NYプラチナ:876.9 ドル 9/9(金) ▲10.5(1.21%)
ドル円:142.64 円 9/9(金) ▼1.44(1.00%)
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