更新日:2024年1月22日(月)
10月安値(9512)から12月の最高値(10819)まで、2ヵ月で1307円上昇した国内金価格はその後、半月で半値戻し(10166)を達成して反発。
12月安値(10115)から切り返した堅調局面では、1ヵ月かけて12月の下落幅704円の半値戻し(10467)を達成してさらに一段高。22日時点では61.8%戻し(10550)も達成。
米国の早期利下げ観測後退や、日銀のゼロ金利解除の先送り観測などを背景にドル高円安基調が続いた流れにもサポートされてきた国内金価格。
今週の日銀と来週のFOMC、いずれも現状維持が濃厚と見られるものの、事前に織り込みに伴う流れがもう一段継続か、あるいは巻き戻しか。いずれも政策決定会合後の会見次第にも。
週末にかけて続伸のNY金は週明け時間外には2030ドル近辺、3日連続148円10銭台での横ばい推移となったドル円の週明けは148円10銭台から148円割れへと軟調推移。
22日の国内金価格は先週末から+28円、0.27%の続伸。今年高値を更新し、過去最高値となった12月4日(10819)以来、7週間ぶりの高値。強気のパーフェクトオーダーにサポートされての堅調局面が続き、10520円の節目上抜けに伴う短期上値目標10560円台辺りにもほぼ到達。短期的には多少の行き過ぎとなれば10600円程度までは上値を伸ばす可能性も。当面の下値サポートは10470円。これを割れるようだと短期トレンド崩れへ、10400円近辺までが短期下値目安に。
一目均衡表では基準線(10337)と転換線(10441)を上抜け、雲の上限(10613)を下回り、遅行線は26日前の価格(10465)を上回って二役好転状態。雲の上限は今週後半にかけて急低下する為、現状維持でも雲を上抜けて三役好転へ。現状維持の日銀会合後に、国内金価格も現状維持できるかどうかが今週のポイントに。
時間外のNYプラチナは910ドル回復をかけた攻防から。国内プラチナ価格は-36円、0.77%の反落。4630円の節目上抜けに伴う短期上値目標4680円台辺りに到達後の調整。中期三角保合い下限ライン付近で切り返しての反発が、中期三角保合い半ばで推移する90日移動平均線(4704)目前で失速した格好にも。中期三角保合いを維持しての横ばい傾向の推移は続き、短期的には上下動を繰り返しながら方向感模索の展開に。目先、4700円の節目を上抜けると中期三角保合い上半分のエリアへとシフト、4750円付近までが短期上値目安に。
一目均衡表では基準線(4707)を下回るも転換線(4648)を上回り、雲(4704-4734)の下での推移、遅行線は26日前の価格(4634)を上回って一役好転、一役逆転、一役は揉み合い。三役全てが好転、逆転を繰り返す揉み合い状態にもあり、三角保合いは2月に向けてそのレンジを一段と縮小、徐々にブレイク必至の終盤へ。
※参考:金プラチナ国内価格1/22とチャート
2024年1月22日(月)時点の相場
国内金:10,558 円 1/22(月) ▲28(0.27%)
国内プラチナ:4,660 円 1/22(月) ▼36(0.77%)
NY金:2,029.3 ドル 1/19(金) ▲7.7(0.38%)
NYプラチナ:907.0 ドル 1/19(金) ▼5.0(0.55%)
ドル円:148.15 円 1/19(金) ▲0.03(0.02%)
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