更新日:2024年2月26日(月)
2022年10月高値151円90銭台、2023年11月高値151円90銭台、そして2024年2月13日高値では150円80銭台前まで上昇。ドル円は現状、2024年高値再トライの様相となり、13日高値を更新する可能性も意識されそうな展開となりつつあります。月末月初にかけての米経済指標の結果などをきっかけに、ドル高円安方向への流れがもう一段強まっても不思議ではなく、151円台も既に射程圏内とも言えそうな状況に。そうなった場合、151円台へと水準を切り上げ、151円90銭付近まで上昇して失速した場合には、トリプルトップ形成への警戒感がにわかに強まることにもなりそうです。少なくとも、151円90銭近辺は当面、強めのレジスタンスにもなりそうです。
そんなドル円の高値圏トライにもサポートされ、国内金価格も高値再トライの様相となりつつあります。
2023年12月に10819円の過去最高値をつけた国内金価格は、12月のうちに10115円まで急反落。しかしドル円の調整一服と円安再燃などにもサポートされ、年をまたいで堅調推移。2月半ばにはNY金も下支え。そして2月最終週、国内金価格は10750円台まで上昇。過去最高値が意識される水準へと盛り返してきました。
今後、ドル円のトリプルトップ警戒感が高まるような展開となった場合、国内金価格には、ダブルトップ警戒感がにわかに高まることにもなりそうです。
週明け26日、時間外のNY金は2040ドル台前半、先週末の急反発後の小幅調整局面が続く格好にも。NYプラチナは900ドル台半ばから前半、同様に週末の続伸で910ドル台まで上昇後の小幅調整。ドル円は150円50銭近辺から30銭台へと軟調気味に、でも先週半ばから続く150円台での小幅保ち合い推移。
26日の国内金価格は連休前から+39円、0.36%高で6日続伸。今年高値を更新し、過去最高値の12月4日(10819)以来2ヵ月半ぶり高値圏での推移。6日続伸は今年初で昨年8月以来、半年ぶり。過熱感なしの堅調推移で過去2番めの高値水準となり、10690円台の節目上抜けに伴う短期上値目標10770円程度までもう少し。ゆるやかに上昇する9日移動平均線(10638)が当面のサポート候補となり、パーフェクトオーダーの構図で堅調局面を下支え。
一目均衡表では基準線(10612)、転換線(10653)を大きく上回って三役好転の強気相場が継続中。12月の急落後に切り返した流れで構成する短期上昇チャネルもかれこれ2ヵ月超。過去最高値再トライへの可能性とともに、そろそろ短期トレンド崩れへの警戒感も。
プラチナ価格は+64円、1.38%の反発。4700円の節目割れに伴う短期下値目安4640円程度にほぼ到達した連休前から切り返す形となり、下抜けたばかりの9-21日移動平均線(4685-4676)、90日移動平均線(4697)を今度はまとめて上抜け。中期三角保合い中間ライン4700円近辺を挟んでの保ち合いの様相にも。短期的には4740円超へと抜け出すことができれば一段高へ、4810円程度までを上値目標に中期三角保合い上限ライントライにも。
一目均衡表では基準線(4671)、転換線(4678)を上回りながらも薄くなった雲の抵抗帯(4720-4722)を下回り、遅行線は26日前の価格(4616)を上回って二役好転、一役逆転。いずれのラインも狭いレンジでの推移が続き、これを上抜け、下抜けを繰り返す上下動。中期三角保合いのレンジ縮小に合わせた保ち合い推移は、もう少し続きそうな様相に。
※参考:金プラチナ国内価格2/26とチャート
2024年2月26日(月)時点の相場
国内金:10,752 円 2/26(月) ▲39(0.36%)
国内プラチナ:4,711 円 2/26(月) ▲64(1.38%)
NY金:2,049.4 ドル 2/23(金) ▲18.7(0.92%)
NYプラチナ:909.6 ドル 2/23(金) ▲4.1(0.45%)
ドル円:150.54 円 2/23(金) ▲0.01(0.01%)
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