更新日:2024年4月15日(月)
イランによるイスラエルへの攻撃で週末には一時リスク回避の流れが強まったものの、双方ともにさらなる攻撃、報復は自嘲の構えを見せていったんは落ち着きを取り戻そうかという状況に。そんな状況下で一時的には安全資産の面目躍如で急騰したNY金は、巻き戻しの流れも急加速。2450ドル付近まで急騰後に2350ドルまで急反落となり、これまでの急騰局面一服の様相にも。ただし、週明け時間外には2370ドル台へと反発して下げ渋り。
一方、ドル円は高止まり。インフレ高止まり懸念に伴う利下げ先送り観測は強まり、9月には利上げ予想まで台頭。今朝のドル円は33年9ヵ月ぶり高値圏での一段高となって153円60銭台まで上昇。
15日の国内金価格は-66円、0.51%の反落。3月末からの12営業日で10回、最高値を更新してきた急騰局面一服となり、今年の絶対値平均騰落値幅60円、騰落率0.53%にほぼ相当する変動結果に。同等の変動値幅で反発すると最高値再トライへ、4月の平均騰落値幅112円程度反発した場合には12868円へと最高値更新へ。少し勢いづけば12900円トライとなる可能性も。調整継続なら12696円から12644円辺りまでが目安に。
一目均衡表では月足、週足、日足、超・中・短期いずれも三役好転の強気相場が継続。直近のサポート候補は日足・転換線(12496)。中期的なサポート候補としては12月安値(10115)から4月最高値(12822)の23.6%戻し(12183)など。NY金が調整一服となって2400ドル台再トライへと向かうようなら、国内金価格は12800円台回復トライ、最高値更新再トライへ。
1020ドルから990ドル割れへと急反落で週末を終えたNYプラチナは、週明け時間外には一時990ドル台回復も980ドル台へと押し戻される展開。
国内プラチナ価格は-44円、0.84%の反落。5170円の節目上抜けに伴う短期上値目標5200円回復を達成し、4月の急騰局面一服。短期的には強気相場の流れを維持しながらも、目先は5120円から5240円までのレンジで高値保ち合い形成の可能性も。5240円超へと切り返す展開となれば上値トライ継続で5300円を目指す流れに。5120円割れなら調整継続で5000円の大台付近までが短期下値目安に。
一目均衡表ではプラチナも月足、週足、日足全て三役好転。短中期サポート候補としては2月安値(4584)から4月高値(5233)の23.6%戻し(5080)、38.2%戻し(4985)など。中長期的には斜行三角保合いを形成。5000円近辺から5400円辺りまでが当面の主要レンジとなる可能性も。上方向への、過去の節目としては2014年高値5246円、2013年高値5445円など。
※参考:金プラチナ国内価格4/15とチャート
2024年4月15日(月)時点の相場
国内金:12,756 円 4/15(月) ▼66(0.51%)
国内プラチナ:5,189 円 4/15(月) ▼44(0.84%)
NY金:2,374.1 ドル 4/12(金) ▲1.4(0.06%)
NYプラチナ:1,001.7 ドル 4/12(金) ▲13.7(1.39%)
ドル円:153.29 円 4/12(金) ▲0.04(0.03%)
Copyright(C) Let's GOLD