更新日:2024年12月9日(月)
国内金価格は今年、2023年末の10386円からここまで33.8%上昇。6年連続上昇となり、12464円以上で年越しできれば昨年の+23.7%に続き、2年連続2割高を達成することに。
なお、2022年の+15.7%から3年連続1割高達成は濃厚。13502円以上で年末を迎えると、2009年の前年比+31.9%高以来、15年ぶりの3割高を達成。
ちなみにプラチナ価格も昨年までは5年連続上昇。昨年末価格4861円との、6年連続上昇をかけた攻防が既に始まっています。
週明け時間外のNY金は2670ドル台から2650ドル近辺までのレンジで上下動、落ち着かない展開でスタート。NYプラチナは930ドル台での上下動、先週末安値からの反発をかけた攻防状態。ドル円は150円10銭付近から149円70銭近辺までの軟調推移から反発、150円ラインでの攻防。
9日の国内金価格は-11円、0.08%の小幅続落で10月11日(13763)以来、2ヵ月ぶりの安値。下落基調の21日移動平均線(14155)、9日移動平均線(13983)の下での推移が続く短期軟調局面。13920円の節目割れに伴う短期下値目安13840円程度までを目指す流れがゆっくりと進行。短期トレンド転換のためには9日線を上抜けて14020円の節目突破が必要。そうなれば14100円台回復も見込まれ、21日線との攻防へ。
一目均衡表では、雲の上限(14420)を割り込んだ基準線(14309)と転換線(14019)を下回り、年明けまで水平状態が続く雲の下限(13773)超を維持。遅行線は26日前価格(15025)を大きく下回り、二役逆転、一役は雲の中でのもみ合い状態。9月安値(12521)から10月最高値(15025)の38.2%戻し(14068)が目先のレジスタンスとなり、雲の下限と重なる半値戻し(13773)が当面のサポート候補。これを割れると三役逆転となって一段安への警戒感も高まり、90日移動平均線や8月安値以降のサポートラインとの攻防なども意識され、3割高達成に向けても黄色信号となる重要水準。
プラチナ価格は-57円、1.16%安で3日続落。9月24日(4776)以来、2ヵ月半ぶりの安値。10月9日(4912)と11月安値(4911)とで形成するサポートをあっさり割り込んでの一段安、短期的には4910円の節目割れに伴う短期下値目安4860円程度に到達。やや一方的な流れも続いてRSIも20.5%と過熱し、いったんは反発も予想されるものの、金価格の軟調局面が続いてそれに追随する展開となれば、短中期的には4700円近辺が意識される可能性も。4970円超へと切り返すことができれば反発トライ、短期上値目標は5020円程度まで。
一目均衡表では、急降下する基準線(5089)と転換線(4910)を下回り、雲の下限(5070)も大きく下回り、遅行線は26日前価格(5357)の遥か下。三役逆転の勢いも増す格好となって10月高値(5586)から続くレジスタンス・ラインに跳ね返される状態も続き、9月安値(4554)から10月高値の61.8%戻し(4948)もレジスタンスに。76.4%戻し(4798)が当面のサポート候補に。
※参考:金プラチナ国内価格12/9とチャート
2024年12月9日(月)時点の相場
国内金:13,896 円 12/9(月) ▼11(0.08%)
国内プラチナ:4,859 円 12/9(月) ▼57(1.16%)
NY金:2,659.6 ドル 12/6(金) ▲11.2(0.42%)
NYプラチナ:933.8 ドル 12/6(金) ▼7.8(0.83%)
ドル円:150.04 円 12/6(金) ▼0.04(0.03%)
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