更新日:2024年12月26日(木)
25日はクリスマスの祝日で日本以外の主要国市場は休場。
ドル円は+13銭、0.08%の小幅高で3日続伸。12月19日(157.43)以来、1週間ぶりの高値。東京市場午前の時間帯に157円ちょうど近辺の安値で下げ渋り、午後には157円30銭台まで反発。若干の警戒感もあった植田日銀総裁の講演内容では従来通り「来年の春闘」がポイントとしたことで早期利上げ観測後退、円安材料に。引き続き156円40銭から157円半ばまでのレンジで高値保ち合い推移。週末、月末、年末にかけて上方ブレイクなら158円台半ばまでが短期上値目標に、下方向なら155円近辺までが短期調整目安に。
時間外のNY金はクリスマス休暇前の2630ドル台半ばから2640ドル台へと上値トライ。NYプラチナは960ドル台前半でわずかに上昇の兆しから。
26日の国内金価格は-8円、0.06%安で5日ぶりの反落。14380円の節目上抜けに伴う短期上値目標14450円近辺到達後も堅調を維持した流れも一服。12月高値(14549)手前で失速状態となりつつあり、10月末最高値(15025)以降のレジスタンスライン上抜けに伴う上値トライ加速というよりは、なし崩し的な保ち合いへの移行も想定されそうな展開にも。わずかに上昇し始めた9日移動平均線(14368)と21日移動平均線(14215)、その下の90日移動平均線(13798)も含め、少し前から並びだけは強気パーフェクトオーダーを形成していた状況が示唆するように、流れは堅調方向ながら、その勢いには欠ける状態のまま、概ね14000円台前半での保ち合い傾向で年末へ。9日線を割れると変調の兆しに。
一目均衡表では週明けの三役好転を維持、しかし転換線(14291)が基準線(14309)を下抜けて失速感も。遅行線も26日前価格を上回るものの、目先はいったん下抜けも予想される状態。ただし大きく崩れない限り年明けには再び上抜けへ。雲の上限(14375)が年明けには14400円台へと上昇し、これが当面の下値サポート候補に。
プラチナ価格は-28円、0.54%安で5日ぶりの反落。5040円の節目突破に伴う短期上値目標5120円近辺到達後の一段高で若干の行き過ぎとなって短期上昇チャネルをオーバーラン、からの巻き戻し。上昇軌道の9日移動平均線(5063)を追いかけ始めた21日移動平均線(4991)も90日移動平均線(5014)上抜けをうかがう展開となり、強気相場となれば反発局面加速の展開にも。目先、5170円超へと反発できれば一段高トライ、短期上値目標は10月高値(5586)から12月安値(4859)の半値戻し(5223)近辺まで。
一目均衡表では基準線(5027)を上抜けた転換線(5050)を上抜け、雲の中(5070-5254)での推移が続き、遅行線は26日前価格(5235)を火曜日に上抜けて再び下抜け。ただし年明けには26日前価格の急低下により好転の可能性大。一役好転、一役は逆転、一役揉み合いが続くものの、地合いは改善。10月高値から12月安値の半値戻し(5223)を達成できれば年明けには三役好転も見込まれ、短期上昇トレンドを維持して2025年をスタートする可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格12/26とチャート
2024年12月26日(木)時点の相場
国内金:14,472 円 12/26(木) ▼8(0.06%)
国内プラチナ:5,142 円 12/26(木) ▼28(0.54%)
NY金:2,635.5 ドル 12/24(火) ▲7.3(0.28%)
NYプラチナ:960.5 ドル 12/24(火) ▲11.6(1.22%)
ドル円:157.31 円 12/24(火) ▲0.13(0.08%)
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