更新日:2025年1月6日(月)
米国市場は1月1日が祝日で休場となる以外は通常通りの運用となり、クリスマス休暇明けから実質新年相場入り。一方、国内市場は年末年始に1週間前後の休暇に伴う休場が通例。
この影響により、国内金価格も例年、年明けには価格水準が大きく変動していることも少なくありません。
しかし、2025年は近年稀にみる静かな年明けに。
年初価格の年末比では、国内金価格は2024年をさらに下回って近年最小。プラチナ価格も2019年以来、6年ぶりの小動き。
2024年初 金:+32(0.31%) プラチナ:-46(0.95%)
2023年初 金:+186(2.21%) プラチナ:+196(4.14%)
2022年初 金:+129(1.78%) プラチナ:+70(1.81%)
2021年初 金:+184(2.69%) プラチナ:+100(2.70%)
2020年初 金:+137(2.37%) プラチナ:+58(1.60%)
2019年初 金:-51(1.05%) プラチナ:+16(0.52%)
2018年初 金:+45(0.89%) プラチナ:+81(2.26%)
2017年初 金:+41(0.88%) プラチナ:+128(3.52%)
週明け時間外のNY金は2650ドル台後半で小幅に上昇の兆し、NYプラチナは940ドル台前半で軟調気味に推移。ドル円は157円20銭近辺から157円後半へと円安の流れでスタート。
6日の国内金価格は年末から+7円、0.05%の小幅続伸。11月25日(14722)以来、6週間ぶりの高値。価格ラインの下には9日移動平均線(14429)、21日移動平均線(14271)、90日移動平均線(13834)が昇順に並んでいずれも上昇軌道を描く、強気のパーフェクトオーダーを構成する状態が12月半ばから継続中。堅調推移継続で意識される水準としては、11月高値(14722)。さらには12月安値(13896)から12月12日(14549)までの上昇幅(653)を19日(14101)を起点に加算した水準(14754)辺り。当面のサポート候補としては9日線から14400円近辺。
一目均衡表では基準線(14309)、転換線(14359)を大きく上回り、雲の上限(14352→14409)も上回り、遅行線も26日前価格(14495)を上回って三役好転を維持。雲の上限が当面のサポート候補となり、これを維持できれば三角保ち合い上抜け後の流れも維持することに。水準的には10月末最高値(15025)から12月安値(13896)の61.8%戻し(14594)を達成し、堅調維持なら76.4%戻し(14759)が次の節目に。
プラチナ価格は-42円、0.81%の反落で12月23日(5076)以来、2週間ぶりの安値。12月前半に底打ち、反発の流れは年末に一服、年始は小幅調整の兆しに。5140円の節目割れで小幅保ち合い崩れとなり、短期調整目安は5080円程度まで。切り返して5170円超へと抜け出すようなら反発局面再開、5240円辺りまでを目指す流れへ。
一目均衡表では基準線(5027)、転換線(5074)を上抜け、雲の下限(5101)を上回り、上限(5233)を下回り、遅行線も26日前価格を下回っての推移。一役好転、一役逆転、一役揉み合いの中立状態は年末から変わらず。12月から続く上昇チャネルを大きく逸脱しなければ、5200円割れへと切り下がる雲の上限突破への可能性も。そうなれば遅行線も26日前価格を上抜けて三役好転の強気相場入りも濃厚に。
※参考:金プラチナ国内価格1/6とチャート
2025年1月6日(月)時点の相場
国内金:14,617 円 1/6(月) ▲7(0.05%)
国内プラチナ:5,122 円 1/6(月) ▼42(0.81%)
NY金:2,654.7 ドル 1/3(金) ▼14.3(0.54%)
NYプラチナ:948.3 ドル 1/3(金) ▲25.9(2.81%)
ドル円:157.31 円 1/3(金) ▼0.23(0.15%)
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