更新日：2025年8月19日(火)
NY連銀製造業景況指数が7-8月は予想外に好調を維持したのに対し、サービス業活動指数は低調。
NY連銀サービス業活動指数（Business Leaders Survey）の8月は-11.7。
半年ぶり高水準となった7月（-9.3）からは-2.4。11ヵ月連続のマイナス圏推移が続くなか、4ヵ月ぶりの反落となって回復基調は失速。
期待指数は-6.8、5ヵ月ぶりにプラス圏を回復した7月（3.7）からは急失速で再びマイナス圏へ。
支払価格指数は3ヵ月連続60ポイント台半ば、2年半では最高水準で高止まり。
販売価格は3ヵ月続伸で2年5ヵ月ぶりの高水準。
インフレ懸念高止まりは製造業もサービス業も同様の状況。
それでも好調を維持した製造業に対し、サービス業では低迷状態が継続中。
18日のNY金は先週末から-4.6ドル、0.14％安となって3日続落。7月31日（3348.6）以来、半月ぶり安値圏での軟調推移。アジア時間序盤には3380ドル台から3370ドル割れへと下値トライ、これが安値となって切り返すと3390ドル台へと急反発、高値では一時3400ドルの大台を回復。これが高値となって失速するとロンドン序盤には3390ドル台、NY市場では米10年債利回り上昇とドル高基調に押されて3380ドル割れへ。3390ドル割れに伴う短期下値目安3360ドル近辺にあと少しのところまで試しての切り返しも、上に行って来いとなって上ヒゲ十字線。3360ドル近辺までの下値再トライ余地を残しながら、20日線（3394.0）を超えて反発トライのチャンスもうかがう展開に。3410ドルの節目超えなら3450ドル近辺までの一段高トライへも。
NYプラチナは-8.2ドル、0.61％の続落で8月5日（1330.6）以来、2週間ぶりの安値。アジア時間序盤には1340ドル台半ばから1340ドル割れを試すも下げ渋って反発局面では1350ドル台半ばまで上昇。これが高値となって失速するとロンドン・NY市場にかけては1330ドル台半ばから1350ドルまでのレンジで保ち合い推移。この日の変動値幅は22.4ドルにとどまり、今年の平均35.2ドルの6割、急騰局面を形成した6月以降の平均54.3ドルに対しては4割の小動き。1330ドルから1370ドルまでのレンジで保ち合い継続、下限割れなら1260ドル近辺までを目安に下値トライへ、上限突破なら1400ドルの大台回復トライへ。
ドル円は+69銭、0.47％の反発で8月11日（148.13）以来、1週間ぶりの高値。東京朝には147円付近の安値から147円半ばへと上昇、国内連休明けと日経平均の最高値更新に伴うドル買い円売りが進行。その後は東京市場終了直後に147円10銭台まで一時的に小幅急落の場面を除けば147円40銭近辺での小幅揉み合いが欧州時間まで継続。NY市場では米10年債利回り上昇に連れて堅調推移、高値では148円手前まで上昇。しかし148円は超えられず、NY午後には147円80銭近辺で小康状態に。147円30銭の節目割れに伴う短期下値目安144円半ば辺りまでを目指す流れは週末の146円70銭台までで折り返し。今度は147円80銭の節目をわずかに上抜けたことから反発トライへの可能性。148円ラインがレジスタンスとならなければ短期上値目標150円半ばを目指す流れへ。下方向には147円10銭がサポート、これを割り込むようなら下値再トライ、144円割れを目指す展開にも。
※参考：金プラチナ相場とドル円 NY市場8/18終値とチャート
19日の国内金価格は+50円、0.29％高で3日ぶりの反発。17440円の節目割れに伴う短期下値目安17320円近辺到達後の若干の行き過ぎからの巻き戻し。下値トライ一服となって17300円が当面の下限として維持できるかどうかが目先のポイントに、維持できない場合には17200円近辺までの一段安も。上方向には9-21日移動平均線の17410円近辺が地合い回復に向けた攻防ラインに。
プラチナ価格は-11円、0.16％の小幅続落で8月8日（6792）以来、10日ぶり安値圏での軟調推移。わずかながら6850円の節目も割り込み、保ち合い下放れ。これに伴う短期下値目安6850円辺りまでを目指す流れが進行する可能性。
※参考：金プラチナ国内価格8/19とチャート
2025年8月19日(火)時点の相場
国内金：17,353 円 8/19(火) ▲50(0.29％)
国内プラチナ：6,845 円 8/19(火) ▼11(0.16％)
NY金：3,378.0 ﾄﾞﾙ 8/18(月) ▼4.6(0.14％)
NYプラチナ：1,337.0 ﾄﾞﾙ 8/18(月) ▼8.2(0.61％)
ドル円：147.87 円 8/18(月) ▲0.69(0.47％)