更新日:2025年8月28日(木)
ISM製造業景況指数は7月まで節目50手前、49近辺での推移が5ヵ月連続となり、ISM非製造業景況指数は7月まで50前後での推移が5ヵ月連続。
製造業もサービス業も今年、やや軟調気味の展開が続くなか、拡大基調か縮小基調か、節目水準付近での攻防が続く状況。
ここまで発表済の米主要地区連銀の8月景況指数では、
製造業では、NY連銀が2ヵ月連続プラス圏推移で9ヵ月ぶり高水準と回復基調が加速。フィラデルフィア連銀では4ヵ月ぶりプラス圏へと急回復した7月から8月は再びマイナス圏へと失速。
ダラス連銀も半年ぶりにプラス圏を回復した7月から8月はマイナス圏へと反落。リッチモンド連銀は7月から8月は反発も6ヵ月連続マイナス圏推移と低調。
サービス業では、NY連銀が11ヵ月連続のマイナス圏推移、それでも半年ぶり高水準へと反発の兆しとなった7月から8月は失速。フィラデルフィア連銀も10ヵ月連続のマイナス圏推移と低迷が続くなかでも半年ぶり高水準となった7月から8月は反落。
製造業では強弱混在も、NY連銀以外の3地区連銀で回復基調が失速。サービス業は2大主要地区連銀ともに低迷状態から抜け出し切れず。
ISM製造業景況指数も、非製造業景況指数も8月はポジティブ方向へのサプライズ期待度は、低そうです。
27日のNY金は+15.6ドル、0.45%の続伸。最高値の8月8日(3491.3)以来、半月ぶり高値圏で一段高。時間外には3440ドル台から3420ドル台へと軟調推移、ロンドン・NY朝にかけて3420ドル付近で下げ渋るとNY市場では米10年債利回り低下とドル安基調にサポートされて3440ドル台へと反発。下へ行って来いとなった勢いでNY引け後には3450ドル超へと一段高トライの様相にも。FRBの独立性を揺るがすトランプ政権の動向がリスク要因とドル売り圧力となって下値を支えられやすい状況が継続。3380ドルの下限からの反発局面は3440ドルでは止まらず、3450ドルでも止まらないようなら6月高値圏3470ドル近辺が次の上限候補。
NYプラチナは-1.4ドル、0.10%の小反落。アジア時間の1350ドル台後半が高値となり、前日高値を少しだけ上回って失速、ロンドン・NY朝にかけては1340ドル割れ、1330ドル付近の安値をつけて折り返すとNY市場ではNY金の反発局面にも追随、NY引け後には1350ドル台まで上昇。下ヒゲを残しながらも反発方向への勢いは強まらず、引き続き1310ドルから1370ドルまでのレンジでの保ち合い継続へ。上抜けなら1480ドル近辺トライ、下抜けなら1200ドル近辺トライへと動き出す可能性。
ドル円は前日からほぼ変わらず147円40銭台で横ばい推移。東京朝には堅調推移となって147円20銭台から70銭台へ、日経平均の堅調推移にも連れて午後には147円90銭台まで上昇。東京市場終了時には147円60銭台まで下押しも、欧州時間には148円トライ。148円20銭手前が高値となり、10銭台で上げ渋るとNY午後には米10年債利回り低下にも連れてドル安の流れが加速、147円20銭台まで急反落。NY終盤にかけての自律反発も147円半ばまで。146円90銭から147円80銭までの保ち合いレンジを維持して週末の米指標見極めの展開へ。保ち合い上抜けなら151円トライ、下抜けると142円台が意識されるような流れにも。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場8/27終値とチャート
28日の国内金価格は-15円、0.09%の小幅安で6日ぶりの反落。上値トライ一服も調整幅としては限定的に。今年の絶対値平均騰落値幅118円も考慮すると、17600円超へと上値トライ再開となれば17650円から最高値(17683)更新を目指す展開にも。上昇に転じた21日移動平均線(17408)をゴールデンクロスした9日移動平均線(17416)が目先のサポート候補に。
プラチナ価格は-72円、1.03%の反落で8月21日(6868)以来、1週間ぶりの安値。保ち合いから上方向へと傾斜しつつあった流れは再び保ち合い方向へと巻き戻し。それでも7030円超へと切り返すことができれば上値トライ再開へ、7180円辺りまでが短期上値目標に。下方向へは21日移動平均線(6904)にサポートされないようだと6740円の下限が意識されるような展開にも。
※参考:金プラチナ国内価格8/28とチャート
2025年8月28日(木)時点の相場
国内金:17,583 円 8/28(木) ▼15(0.09%)
国内プラチナ:6,924 円 8/28(木) ▼72(1.03%)
NY金:3,448.6 ドル 8/27(水) ▲15.6(0.45%)
NYプラチナ:1,348.0 ドル 8/27(水) ▼1.4(0.10%)
ドル円:147.43 円 8/27(水) ▲0.01(0.01%)
Copyright(C) Let's GOLD