ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が21日発表した3月のドイツ景況感指数(期待指数)は13.0。市場予想の15.0を下回り、1年ぶり高水準となった2月の28.1からも急低下。6ヵ月平均は-10.20となり、4ヵ月続伸で9ヵ月ぶり高水準。
ZEW景況感指数は、ドイツの民間調査会社である欧州経済研究センター(ZEW:Zentrum fur Europaische Wirtschaftsforschung)が発表する景況感指数です。2008年のリーマンショック直後に大底をつけたZEW景況感指数は、IFO景況指数に比べて一足先にV字回復しています。 半年先の見通しとしては既に楽観的になっていたのでしょう。しかし、2009年秋、ギリシャの財政赤字発覚以降は景気見通しは下降線を辿ります。 2011年秋に反転し、2012年前半には上昇、夏場には再び下落、秋以降は上昇し始めています。
最近のZEW景況感指数の推移
※括弧内は6カ月移動平均
2023年3月:13.0(-10.20)
2023年2月:28.1(-22.68)
2023年1月:16.9(-36.58)
2022年12月:-23.3(-48.37)
2022年11月:-36.7(-49.15)
2022年10月:-59.2(-48.75)
2022年 9月:-61.9(-45.72)
2022年 8月:-55.3(-41.95)
2022年 7月:-53.8(-23.68)
2022年 6月:-28.0(-6.10)
2022年 5月:-34.3(3.55)
2022年 4月:-41.0(14.55)
2022年 3月:-39.3(25.10)
2022年 2月: 54.3(36.07)
2022年 1月: 51.7(33.75)
最終更新日:2023/3/21