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ドイツ9月ZEW景況感、期待改善も現況は3年超ぶり低水準
更新日:2023年09月13日(水)
ドイツ消費者物価CPI×ZEW景況感・現況指数 2023年8-9月ドイツの9月ZEW景況感指数は期待指数が-11.4となって予想よりも改善。過去平均20.9を大きく下回る水準での推移が続くものの、7ヵ月ぶり低水準となった7月(-14.7)からは2ヵ月連続上昇となり、今後のドイツ経済回復期待が徐々に高まる状況を示す結果に。
対照的に現況指数は悪化。
8月は-79.4となり、5ヵ月続落で3年1ヵ月ぶりの低水準。過去平均-9.7からも大きく下方乖離、現況に対する悲観的な見方は一段と深まる状態に。

ドイツの消費者物価、CPIが前年比+6%台で下げ渋る状態となっていることも現況悪化の一因に。
とりわけ、急速に鈍化していたエネルギー価格が足下でインフレ再加速。前年比+2.59%まで低下した5月から反転し、3ヵ月続伸となった8月は前年比+8.25%。半年ぶりの高水準に。
足下では原油価格が上昇し、WTI原油の月間平均価格では8月に9ヵ月ぶり高水準へと上昇したことにも同調。
原油価格は9月には一段と上昇する可能性もあり、エネルギー価格のインフレ動向と逆相関の関係にあるZEW景況感の現況指数は、もうしばらく低迷状態が続く可能性もありそうです。

NY金・日足チャート 2023/8/8 - 9/1212日のNY金は-12.1ドル、0.62%安で3日ぶりの反落。8月22日(1926.0)以来、3週間ぶりの安値。アジア時間の小幅上昇でつけた高値は1947.5ドル、ドル高の流れに連れて軟調推移となったロンドン市場で20日移動平均線(1943.1)を割れると一段安、NY市場では1930ドル近辺へ。わずかに1930ドルを割れて下げ渋るとNY午後には1930ドル台半ばを回復。節目となる1930ドル台をなんとか維持した格好ながらも上値は重く、下押し圧力が強まる状態で米CPI待ちへ。サプライズ的な下振れとなって追加利上げ観測後退とならなければ、二番底トライへと向かう可能性が高まりやすい状況に。一段安へと向かえば短期下値目安は1910ドル前後まで。

NYプラチナ・日足チャート 2023/8/8 - 9/12NYプラチナは+10.5ドル、1.16%の続伸で9月6日(915.3)以来、1週間ぶりの高値。時間外は900ドル台での小幅保合い推移、ロンドン・NY朝にかけてはNY金の急落局面に連れる形となって900ドル割れ。前日安値(894.8)をわずかに下回りながらも前週末安値(893.3)を下回らず、890ドル台半ばで下げ渋る形を維持して切り返すと大台を回復して一段高、高値では910ドル台半ばまで上昇。2日前、前週末高値(915.0)を上回りながらも3日前の高値(918.7)には届かず、910ドル台半ばに抵抗感を残して安値圏での保合い形成の様相にも。反発局面形成に向けては引き続き20日移動平均線(930.8)回復が目安に、下方向へ890ドルの重要水準を維持できない場合には860ドル程度までを短期下値目安に一段安へ。

ドル円・日足チャート 2023/8/9 - 9/12ドル円は45銭のドル高円安、0.31%の反発。東京市場朝の146円40銭台が安値となり、20日移動平均線(146.39)にもサポートされる形となって週明け急落からの巻き戻しの流れが継続。東京市場終了時には146円90銭台を回復し、NY朝には147円回復トライ、高値では147円20銭台で何度も上値を押さえられ、月曜朝の戻り高値水準との攻防状態に。週初に開けた窓埋めトライはCPI確認後か?インフレ高止まりが予想以上なら窓埋めを経て147円90銭の上限トライへ、今年高値更新なら一段高へ、149円台前半辺りまでが上値目標に。逆の展開で146円50銭の節目を割り込むようだと反落へ、145円台半ばまでが短期下値目安に。
※参考:金プラチナ相場とドル円 NY市場9/12終値とチャート

13日の国内金価格はわずかに-1円、0.01%安で5日続落。8月29日(9886)以来2週間ぶり安値圏で下げ渋り。5日続落は7月以来、2ヵ月ぶりで今年2度め。9930円の節目割れに伴う短期下値目安9870円近辺を目指す流れのなかでCPI待ちとなっての一服状態。サプライズがなければ若干の軟調推移余地。インフレ鈍化方向へと下振れた場合などでは急速に巻き戻しが進むドル円の反落幅が拡大する可能性も。下方向へ行き過ぎの場合には7月安値(9499)から最高値の38.2%戻し(9803)近辺までが意識される可能性も。逆にNY金の反発局面加速なら最高値圏での保合い形成へ。予想外の勢いで最高値更新なら10100円近辺までを目指す展開にも。

プラチナ価格は+64円、1.39%の続伸。4600円の大台割れ目前でいったん下げ渋った状態から、ようやく反発局面形成へ。重要水準4500円の大台トライを回避し、8月安値(4461)から徐々に下値を切り上げる流れを維持した格好となり、中期トレンド崩れも回避。短期的な軟調局面打開に向けては21日移動平均線(4732)上抜けがポイントにも。
※参考:金プラチナ国内価格9/13とチャート

2023年09月13日(水)時点の相場
国内金:9,907 円 9/13(水) ▼1(0.01%)
国内プラチナ:4,671 円 9/13(水) ▲64(1.39%)
NY金:1,935.1 ドル 9/12(火) ▼12.1(0.62%)
NYプラチナ:912.8 ドル 9/12(火) ▲10.5(1.16%)
ドル円:147.04 円 9/12(火) ▲0.45(0.31%)
→9/12(火)のその他主要マーケット指標

←エネルギー価格上昇で米8月CPI総合指数は予想通り加速 09/14(木)
→NY連銀消費者調査でも、8月のインフレ期待は下げ渋り 09/12(火)
→円高圧力急進、国内金価格も過去最高値更新トライ一服 09/11(月)
→減少し続ける中国のプラチナ・ジュエリー需要 09/09(土)

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