ドイツ・IFO企業景況感指数の推移チャート
ドイツ・IFO企業景況感指数と6ヶ月移動平均の推移
ドイツのIFO経済研究所が23日発表した2月の企業景況感指数は85.5。市場予想どおりで3年8ヵ月ぶり低水準となった1月からは+0.3。6カ月平均は86.17となり、3年5ヵ月ぶりの低水準。
IFO企業景況感指数は、ドイツの公的研究所であるIFO(Information & Forschung)研究所が毎月発表する景況感についての統計で、非常に注目度の高い指標です。 ドイツ国内約7,000社を対象に、今後の景況感について調査・集計を行い、翌月下旬に発表されます。なお、指数は2000年の平均値を100とした季節調整値となります。
2007年のサブプライムショック以降下落し始め、2008年のリーマンショックでさらに急落、その後の世界的金融危機でドイツ経済も大きなダメージを受け、IFO企業景況感指数も大底をつけた形です。 2010年以降V字回復となりますが、2011年6月の114.5をピークに下落へと向かいます。ちょうどギリシャの財政赤字問題が拡大した時期になります。 そして2012年前半にかけて回復しましたが、スペインなどユーロ債務危機の拡大とともに下落傾向が続きました。2012年11月以降は反発傾向が続きました。
最近のIFO企業景況感指数の推移
※括弧内は6カ月移動平均
2024年2月:85.5(86.17)
2024年1月:85.2(86.23)
2023年12月:86.3(86.62)
2023年11月:87.2(87.02)
2023年10月:86.9(87.72)
2023年9月:85.9(88.75)
2023年8月:85.9(89.92)
2023年7月:87.5(90.72)
2023年6月:88.7(91.15)
2023年5月:91.4(91.17)
2023年4月:93.1(90.40)
2023年3月:92.9(89.10)
2023年2月:90.7(87.85)
最終更新日:2024/2/23