更新日:2012年11月2日(金)
1日に発表されたいくつかの米経済指標では景気回復への兆しが現れ始めています。調査方法見直し版のADP雇用者数も高水準となり、底入れ感も見得始め、失業保険申請件数もわずかながらも減少傾向を示し、ISM製造業景況指数も節目となる50を夏場に3ヶ月間連続で下回っていたものの9月、10月と連続で50を上回っての上昇が続きました。
これに伴って米株は上昇基調、リスクオン傾向も強まりつつあります。
リスクオンに伴い下落する傾向もある金相場は意外と底堅く、こちらも1,700ドルでの底入れ感が漂い始めています。
主要国の相次ぐ金融緩和傾向という追い風によるサポートのほうがまだまだ強いようです。本日の米雇用統計の結果がポジティブとなった場合でも現状の水準を維持できるかどうか、今後の動きに注目です。
NY市場、金相場は小反落。一時1,720ドル台後半まで値を伸ばすも米経済指標の好結果に伴うドル高に反して下落。1,700ドルラインの底堅さも感じられつつあるように見えます。
プラチナも小幅反落。下押し圧力は徐々に減退。1,530~1,670のレンジ。
国内、金は小幅に続伸。下落圧力も弱まりつつあり、上方ブレイクの可能性が高まってきました。4,550円が当面のサポートライン、4,640円付近が上値節目。
プラチナはほぼ横ばい。4,120円が当面の底値となるかどうか。円安ドル高の流れとNY市場動向の板挟みで方向感が出にくい状況に。
ドル円が終値ベースで80円台前半まで回復してきたことで更なる円安方向へと流れが傾く可能性が高まります。
※参考:本日の金価格、プラチナ価格とチャート11/2
2012年11月2日(金)時点の相場
国内金:4,599 円 11/2(金) ▲9(0.20%)
国内プラチナ:4,212 円 11/2(金) ▲2(0.05%)
NY金:1,715.5 ドル 11/1(木) ▼3.6(0.21%)
NYプラチナ:1,573.2 ドル 11/1(木) ▼3.8(0.24%)
ドル円:80.12 円 11/1(木) ▲0.36(0.45%)
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