更新日:2013年1月15日(火)
昨年、自民党の石破幹事長が望ましいとしていた「1ドル=85円から90円」、いわゆる石破レンジの上限に迫ってきたドル円相場。麻生財務相が投機的な為替変動に対しては為替介入も厭わないと匂わせ、麻生シーリングとも言われる90円付近。
まだまだ円高、と円安を煽る財界筋や過度な円安は輸入物価の上昇で燃料コスト高に、との警戒感もあり、微妙なラインに突入してきた可能性もありそうです。
甘利経済再生担当相によれば、3桁を過ぎると国民生活にも影響の懸念、との認識のようです。甘利シーリングでは1ドル=100円、これが次の警戒ラインでしょうか。
NY市場、金は0.5%の反発。12月中旬に1,700ドルを割れて約1ヶ月、1,600ドル台後半の狭い範囲に居座り続け、1,700ドル超えか、1,600ドル割れか、どちらかへの動き出しに備える状態が続きます。短期的な流れは上方向ですが。
堅調推移が続くプラチナは1,630ドル台のターゲットを上抜けて12月中旬の高値1,646.4ドルを超えてきました。金との価格差はわずかに11.2ドル。しかしこのまま一方的に上昇を続けるほどの余力もなさそうな状況、調整待ちも?
ドル円は4営業日続伸で2年半ぶりの水準となる89円台半ばに。90円台の節目超えも時間の問題か。
※参考:金プラチナ価格1/14 NY市場終値とチャート
連休明けの国内金価格はほぼ横這いながらも4営業日続伸で大台の5,000円に着々と迫ります。ターゲットとしては5,060円辺り。
プラチナの4日続伸は値幅が異常。4日間で394円、8.6%もの上昇。RSIもダイバージェンスの兆候を示し、明らかに買われ過ぎ。国内価格の価格差逆転には一旦調整後の仕切り直しが必要。
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/15
2013年1月15日(火)時点の相場
国内金:4,986 円 1/15(火) ▲2(0.04%)
国内プラチナ:4,959 円 1/15(火) ▲85(1.74%)
NY金:1,669.4 ドル 1/14(月) ▲8.8(0.53%)
NYプラチナ:1,658.2 ドル 1/14(月) ▲27.0(1.66%)
ドル円:89.47 円 1/14(月) ▲0.29(0.32%)
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