更新日:2013年1月16日(水)
NY市場では昨年3月21日以来、国内価格でも昨年4月4日以来となる金・プラチナ価格再逆転は景気回復傾向とプラチナの供給減少懸念とで今年の動向を象徴するような年初の動きとなった可能性がありそうです。
トヨタ自動車が2年ぶりに世界販売台数で首位に返り咲くことが確実になったことも自動車業界の回復基調を象徴しているように、米国や中国での需要の高まり、プラチナ触媒を使用するディーゼル車の本場欧州でも、フォルクスワーゲンが牽引し、厳しいながらも米中巨大市場での販売増と収益構造の改善で復活を目指します。
南アフリカでのプラチナ生産会社の鉱山閉山の影響も大きく、供給減への懸念も高まります。
景気回復が進むに連れて、工業需要が多いプラチナ相場の堅調推移が続く1年となるのかもしれません。
※参考:金プラチナ価格差推移
NY市場、金は続伸で切り下がってきた上値抵抗をブレイク、1,760ドル台のターゲットへと向かう可能性が高まりました。
堅調推移が続くプラチナは大幅続伸で一時1,700ドルに達する勢い。買われ過ぎ状態が続き、調整が必要な状況。しばしばテクニカルを無視した行き過ぎ状態に走るプラチナ相場は、今がその時かもしれません。
一足先に調整に入った格好のドル円の調整相場が続いた場合の下値メドとしては、11月中旬安値79.07円から1月14日高値89.66円までの上昇分の23.6%戻しとなる87.16円、1月8日終値の87.04円付近が意識されそう。
※参考:金プラチナ価格1/15 NY市場終値とチャート
国内金価格は5営業日続伸も大台の5,000円手前でやや失速状態。5,060円付近のターゲットを目指す展開。
プラチナも5日続伸。やはり一旦調整の可能性は高いものの・・・
※参考:国内金プラチナ価格とチャート1/16
2013年1月16日(水)時点の相場
国内金:4,988 円 1/16(水) ▲2(0.04%)
国内プラチナ:4,992 円 1/16(水) ▲33(0.67%)
NY金:1,683.9 ドル 1/15(火) ▲14.5(0.87%)
NYプラチナ:1,689.9 ドル 1/15(火) ▲31.7(1.91%)
ドル円:88.77 円 1/15(火) ▼0.70(0.79%)
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