更新日:2013年3月11日(月)
先週末の米雇用統計の上振れにより、ドル円相場は96円台に乗せてきました。節目と見られた95円の壁を突破してすぐのことでした。この壁を上抜けたことで2010年の年間高値、5月4日につけた94円90銭台をも上抜けたことになります。次のチャレンジ目標としては、2009年の年間高値、4月6日の101円40銭台が意識されます。
ちなみに2011年の年間高値は4月6日の85円50銭台、昨年は年間高値こそ年末でしたが、3月15日の84円10銭台から下落を続けました。
昨年までの4年間は毎年、春に高値をつけてその後下落へ、という流れが続いています。
2012年の春にはスペイン債利回り急騰に始まりギリシャ再選挙などでユーロ債務危機懸念がピークへ。2011年の春には米国の債務上限問題による格下げ懸念とギリシャ危機懸念。(※ニュースチャート2012年・2011年参照)
週末には政局不安懸念からイタリアがフィッチにより格下げされました。再選挙の可能性も高まります。今のところ市場への影響は限定的ですが、季節は春、また何かが起きるのでしょうか。
週明け国内、金は4営業日続伸で短期的には上昇トレンドに転換、目標地点5,100円台前半を目指す展開。下値サポートは4,910円。
プラチナも4営業日続伸で上昇トレンド転換間近。「5,100円手前辺り」の目標突破直後のため流動的な動きも予想されるものの、今年高値5,445円から3月1日の4,895円まで550円下落分の38.2%戻しラインとなる5,105円を超え、50%戻しの5,170円が目前に迫ります。その次の節目は61.8%戻しラインとなる5,235円。
※参考:金プラチナ国内価格3/11とチャート
2013年3月11日(月)時点の相場
国内金:5,058 円 3/11(月) ▲54(1.08%)
国内プラチナ:5,150 円 3/11(月) ▲47(0.92%)
NY金:1,576.9 ドル 3/8(金) ▲1.8(0.11%)
NYプラチナ:1,603.9 ドル 3/8(金) ▲8.8(0.55%)
ドル円:96.00 円 3/8(金) ▲1.18(1.24%)
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