更新日:2013年3月14日(木)
この週末にも日銀新体制が国会承認を経て来週20日から正式にスタートしそうです。異次元の金融緩和を標榜する黒田新総裁の元、4月3-4日の日銀金融政策決定会合の前に臨時会合開催の噂も既に市場では織り込み始めています。アベノミクスの3本の柱のひとつ、金融政策については日銀新体制への期待だけで、既に株高円安が随分と進んでいますが、次週から本格的にその実績と成果が問われ始めることになります。
日経平均は足元わずかに続落したものの2月28日から3月11日まで8連騰で4年半ぶりの水準、年初来で17.7%の上昇、昨年来で44.8%もの上昇。
ちなみにNYダウは現在9営業日続伸で3月5日に2007年10月以来の史上最高値を更新し、以降7営業日連続での最高値更新が続いています。年初来では7.8%、昨年来では16.6%の上昇となっています。
ドイツや英国でも株価は5年ぶり高値を更新するなど、世界的にも、既に異次元の株高となっています。
NY市場、金はわずかに反落。モメンタムは上向きで価格はもう少し上昇してもおかしくない状況。2日連続で高値を1,600ドルの大台に押さえられ、心理的に大きな抵抗線となりつつある様子も。
プラチナは小幅に3日続落。一時的には1,600ドルを超えながらも終値では1,600ドル割れという状況が2日続き、やはり1,600ドルが大きな分岐点となる可能性も。下向きの流れからも転換できない状況、1,560~1,620ドルの間でレンジ相場形成中。
※参考:金プラチナ価格とドル円 NY市場3/13終値とチャート
国内、金はわずかに続落。ターゲット5,100円超えをほぼ達成後、動意薄の状態に。もうひと伸びあっても良さそうな状況も、ドル円が96円台前半の目標達成後に動きが止まってしまっていることが足枷。
プラチナも続落。4,920~5,200円のレンジを下落しながらも上昇バイアス優勢で新たな展開待ち。なお、今年高値5,445円から3月1日4,895円まで550円下落分の38.2%ラインの5,105円付近に収束してきたことで、この辺りが次の節目となる可能性も。
※参考:金プラチナ国内価格3/14とチャート
2013年3月14日(木)時点の相場
国内金:5,094 円 3/14(木) ▼8(0.16%)
国内プラチナ:5,103 円 3/14(木) ▼32(0.62%)
NY金:1,588.4 ドル 3/13(水) ▼3.3(0.21%)
NYプラチナ:1,593.1 ドル 3/13(水) ▼1.9(0.12%)
ドル円:96.11 円 3/13(水) ▲0.04(0.04%)
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